ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

東北大学教授趙大鵬氏(地震学)の論文はなぜ最初マスコミで積極的に取り上げなかったのか

 2012年2月14日のサイエンスデイリサイト(http://www.sciencedaily.com/releases/2012/02/120214100819.htm)では、「福島では地震の危険が増加しているとの科学者たちの報告」といった題で、論文が紹介されていました。書いたのは、東北大学の趙大鵬氏の他に北京精華大学の教授ら複数の研究者たちです。私はすぐこの論文に目が留まり、ブログに書こうと思っていましたが、肝心の東北大教授の漢字が分からず(Dapeng Zhao)、日本語関連サイトが早く出て来ないか待っていましたが、朝日新聞でも記事が一向に紹介されず、何かあるのかなと思っていました。既に英語サイトでは複数のものが一斉に取り上げていました。それがここに来て週刊誌の見出しに載ったり、日本語サイトでも紹介されるようになり、漢字が特定出来、やはり重要な論文という認識が深まりました。教授らが発表したのはソリッド・アース誌という科学誌で、誰でもアクセス出来るようです。欧州地球科学連合が出しています。http://www.solid-earth.net/3/43/2012/se-3-43-2012.pdf
 趙教授らは今回の大地震後の最大余震である震度7を起こした内陸型ふくしま地震に注目しました。それはちょうど1ヶ月後の4月11日に起こりました。その震源は地下僅か6・4キロのところで、井戸沢断層が走っています。教授らはその状態を地震波トモグラフィーという装置を活用して詳細に解読し、それが何と福島原発の近くを走っている双葉断層と極めて良く似ている事を発見しました。


 以下は専門的なPDFファイルからよりも、簡単の為にその要約とサイエンスデイリの要約等から選択して記述しました。
 いわき地震は太平洋プレートが日本の北東部に沈み込んでいる部分(=スラブ)の陸側、いわき市の直下で生じた事になります。その状態をトモグラフィーで追跡しますと、このスラブ部分での脱水と東北沖の大震災で生じた応力変動で、液体(水)の上昇が起こり、それが上部地殻を抜けて井戸沢活断層を滑りやすくした(つまり動かした)為、地震が生じたという事になります。その脱水の仕組みですが、太平洋プレートが沈み込む部分に存在する鉱物は、温度と圧力の増加で、その水を取り去られます。その液体(水)は周囲の岩石より密度が低く、上部地殻まで上昇してしまうというわけです。
 趙教授らはその液体の上昇が、今回は動かなかったけれど、原発の西側を走る双葉断層でも生じていた事を突き止めました。とにかく太平洋プレートと原発直下では水脈が通じているわけです。それ故この断層も再び活動しやすくなり、近い将来地震が起こるだろうと予想されるわけです。
 なぜこの論文が注目されなかったのでしょうか?ちょうど東大地震研究所が予測した4年以内の震度7級東京直下型地震が脚光を浴びていた頃だったので、そちらまで目が行き届かなかったのでしょうか?でも双葉断層が動くと原発はそれこそ壊滅状態になり、世界最大級の災害に発展するのは間違いありません。ひょっとすると、その生々しさと原発一斉点検というタイミングを考慮すると、意図的な無視があったのではないかと思ったりします。こうしたニュースにはすぐ飛びつくはずの朝日が報じなかったのですから。でも海外は報じているわけですから、隠す事は出来ず、この頃になって小出しで出てきたのかも知れません。或いはもっと勘ぐると、主流の東大地震研に対しては傍流の東北大研究室、しかも執筆者たちが皆中国人という事への「偏見」があったのでしょうか。いずれにせよこの時代イエス・キリストはこう預言しています。
 「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります」(マタイ24:7)。