ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

イスラエルは幼年期の終わりに達したー今はイスラエルに対する米国の援助を終わらせる時だ

 「まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です」(へブル5:13−14)。
 2013年11月10日のハフポストサイトでは、上記の題でスティーブン・シュトラウスというハーバード大学非常勤講師がブログを書いていました。
 1996年にイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフが、米国議会の両院合同会議で演説した時、上記の題の文章が入っていました。

 しかしイスラエルが米国からの経済的独立を謳った翌年、イスラエルは年間31億ドルの援助を米国から得ていますし、2012年もまだ同じ額のままです。15年以上経過したのに、彼の掲げた目標は達成されていません。
 そこでシュトラウス講師は、年間援助額を徐々に減らし、5〜10年以内にゼロにすべきだと提言しています。友好関係はそのままですし、言論の自由、宗教の自由という理想、寛容さは、米国と同じレベルで、その地域の田の国々よりも良いと言っています。それで講師は米国がイスラエルともっと正常な関係に移るべきだとし、その理由を三つ挙げています。
イスラエルは豊かな発展した国になったので、自己防衛の為に十分費用を払う事が出来る。
2この援助金で他の国々や諸々の計画は、もっと有効に使う事が出来る。
イスラエルと米国は、中東の将来について、次第に異なる展望を持つようになっている。
 シュトラウス講師は特に3について力説しています。米国は中東に対して長期的な目標を持っており、その地域における又別の大きな戦争で、人道主義的・経済的な破滅的状況が生じる事を避けたいと思っています。ですからイスラエルパレスチナの紛争には、二つの国家という解決法があるとずっと言って来ました。
 しかしイスラエルは現在米国の尽力を妨害しています。パレスチナ国家になる予定の地にどんどん入植しており、それは違法行為です。ですからイスラエル政府はもっと真剣にパレスチナ人たちとの和平交渉を行うべきです。ネタニヤフ政権が入植地をもっと増やしたいなら、米国は援助しないから自分たちでやりなさい。それは十分可能です。

 *シュトラウス講師の所属するハーバード・ケネディスクールは、最近のブログで取り上げた回転ドア人事によって、大統領が交代する時の政府高官たちの有力な人材供給源として知られているそうです。ならばこのブログ記事は、かなり政権の目標に近いものと考えられます。左図ハーバード・ケネディスクール。
 それにしても米国のイスラエルに対する資金援助、改めて大きな額だと思いました。
 頑強なイスラエルに対して、パレスチナ国家を尊重している分、ましな主張と言えそうです。