ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

水素ステーション

「他国人がエルサレムの財宝を奪い去り、外国人がその門に押し入り、エルサレムをくじ引きにして取った日、あなたもまた彼らのうちのひとりのように、知らぬ顔で立っていた」(オバデヤ1:11)

 ガソリン車と違い、燃料電池車に水素を補給する施設が水素ステーションである。

 2017年7月13日、八王子に住む中学時代の友人が、電気自動車(EV)で私の勿来の家を訪れた。東京にはその為の充電設備が幾つかあるが、地方にはまだ少ない。

 だから友人は自車の走行距離と、その場の確保に相当神経を使っていた。それで当日は教会に近い県道20号線沿いの泉町下川まで、一緒に車に乗って電気を補充しに行った。ガソリンと違って時間がかかる。およそ30分ほど補充を続けた。

 それから後、今度は水素ステーションいわき市に初めて出来るというニュースを見た。そこを利用して走る車が燃料電池自動車(FCV)だ。5キロタンクを搭載した場合、650キロは走るそうである。

 既に東北電力が浪江小高に跨る原発製造を断念した事は、ブログにも書いた事がある。その大きな敷地跡に、世界でも最大級となる水素製造装置が出来るという話も耳にした。隣接する大規模太陽光発電所から電力を得て、水素を製造するそうだ。本部を川崎市に置く「新エネルギー・産業技術総合開発機構」が主体となり、東芝エネルギーシステムズ、東北電力岩谷産業が加わって、計画を進める。いわゆるイノベーション・コーストの一部を成す。勿論それは災害便乗型資本主義となる。

 いわきの第一号水素ステーションは、何と勿来の駅陸橋の反対側にある根本通商が引き受けた。それもいわき市鹿島町の鹿島街道沿いだという。この26号線はよく通る。

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 その会社が経営するガソリンスタンドが直ぐ近くにあり、セルフなのでいつも利用している。

 FNNニュースサイトによると、このステーション一つ建造するのに5億円はかかるそうで、それに地元中小企業の根本通商がチャレンジしたのは凄いなとは思った。将来的には上記浪江の水素が活用出来る事や、県などの補助が得られる為、計算すると益になるそうである。3月5日オープンする。

 でも何だか構図が原発と似ている。浪江で水素を作り、東京五輪で活用するというのがそうである。2月1日の福島民友サイトが伝えた。そこには福島県知事と東京都知事が握手する写真が載っていた。福島県知事は「東京五輪で本県産の水素を活用していただくことは復興五輪の一つのシンボルになる」と発言した。

 根本社長はいわきでも水素を使う「文化」を作ろう、広げようと意気込んでいるが、果たしてそうなるのか。ゆくゆくは首都圏の大企業に奪われると危惧するのは、自分だけなのだろうか?