ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

台風19号被災の郡山中央工業団地

「今、島々はおまえが崩れ落ちる日に身震いし、海の島々はおまえの退却を見てうろたえる。」(エゼ26:18) 

昨年の台風19号は個人の住まいだけでなく、広い敷地を持つ企業の工場をもピンチに追い込んだ。

福島県では人口1番目のいわき市、同2番目の郡山市の被害が大きかった。かつて私が除染の為に住んだアパートがある、駅北の富久山町では、阿武隈川と逢瀬川の氾濫で、駅前までも浸水したようである。

さらに南下する。警察署前から東に向きを変えると、東北本線東北新幹線が並行して走り、その先に阿武隈川が流れている。さらに東に谷田川という支流がある。間に挟まれた沖積地に、郡山中央工業団地が存在する。災害時最大2メートルの浸水だったそうだ。広大な敷地の真ん中に、ラーメンで有名な幸楽苑の本部が存在し、河川氾濫で食材の配送が出来ず、しばらく県内の店が臨時休業となったのは記憶に新しい。ちなみに約250社のうち234社が被災したそうだ。上空からの写真を是非見て欲しい(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51180760Z11C19A0L01000/

年末の新聞報道を見ると、やや谷田川に近いところにある日立製作所が、ほとんどの事業を撤退させる事になった。従業員300人の大手企業だが、今後も災害が予測される事から、従業員の安全確保を第一にしたのは正解である。以前からの対策も想定外で仇となった。日立は原発推進の企業だから、あまり触れたくない。しかし今回の措置は、勇断だと思う。

この団地は実は1986年にも洪水被害に遭った事を、ネットから知った。ならば日立に次いで撤収させる企業は、今後じわり増えて行くだろう。郡山市も企業も憂慮するが、人命には代えられないのである。

そして誰もが、今年もそうした大規模な河川氾濫が起こると予想している。