ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

手袋もガウンも病院での全ての感染の拡大を止める事は出来ない

 「人が精を漏らしたときは、その人は全身に水を浴びる。その人は夕方まで汚れる。 精のついている衣服と皮はすべて、水で洗う。それは夕方まで汚れる」(レビ15:16−17)。  
 *これは旧約時代の儀式的きよめの律法で、新約で廃止されたのは言うまでもありません。
 2013年10月5日のタイム誌サイトに、上記の題の記事がありました。

 メリーランド医学部のアンソニー・ハリス博士率いる研究者たちは、集中治療室(ICU)における患者の感染拡大を防ぐ為、長上着と手袋を医療従事者たちが全員身に付けたらどうなるか調べて見ました。左図ネットより借用。
 2012年1月から10月まで研究チームは、米国における20の病院の集中治療室の感染状況を、2つの抗生物質耐性菌に絞って検査してみました。1つはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSA)、もう1つはバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)でした。
 集中治療室の患者からは、綿棒で採取した標本26,000件以上を集め調べて見ました。右図バンコマイシン耐性腸球菌。
 それによって患者がどの菌に感染しているか分かりました。そこで研究チームは、そうした感染症のある患者のいるベッドに行く時だけ、長上着と手袋を着用しているのか、それとも患者のケアをする時は常時着用しているのか尋ねました。

 この研究期間の終わりに総合的に調べてみると、患者ごとに長上着と手袋を着用し、訪問を終えてから手をよく洗った医療従事者たちの病院では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSA)感染は、40パーセントも落ちましたが、長上着や手袋を身に付けていようといるまいと、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)については、有意な差は全くみられなかったそうです(*上記タイム誌の題は不正確。他のサイトを見たら、ちゃんと「ICUの手袋と長上着MRSA感染を減らせるかもしれない」とありました。
 *意外と科学サイトやニュースサイトの科学欄、紹介が不正確な箇所を散見します。この辺り気をつけて間違いを避けたいと願っています。