ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ハルマゲドン

「こうして汚れた霊どもは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に王たちを集めた」(黙示16:16)。

五輪に関する記事の中で、「ハルマゲドン」という言葉が出現したのを覚えておられる方は多いだろう。国際オリンピック委員会の一員であるディック・パウンドが使った。「前代未聞の『アルマゲドン』にでも襲われない限り、東京オリンピックは、計画通り進められるだろう」(ハテヘイ6直訳)。某紙の翻訳「実施できる」は、それを望んだ意訳だろう。

ディックはカナダ出身、ウイキで見る限り、キリスト教信徒ではないと思う。結婚して3人の子どもがいるが、再婚して2人の継子がいるとあった。それはイエス・キリストのみことばにそぐわない。

英語とフランス語を使う国民であり、聖書に触れる機会があったとしたら、綴りは「Armageddon」である。だから「アルマゲドン」と発音する。一方ギリシャ語は「ρμαγεδών 」、発音はハルマゲドンである。

日本人は既にこの言葉はなじみがあると思う。オウム真理教麻原彰晃が良く使った言葉だからだ。しかし麻原を知らない新しい世代では「ハルマゲドン」、何それ?となるだろう。聖書だって冒頭の1か所だけに出て来るのだから。ヘブル語でと書いてあっても、旧約聖書には出て来ない。ハル=山と、メギドというガリラヤ湖南西にある、戦いが良く行われた場所の地名の合成語だからだ。

故に聖書学者たちは、旧約聖書新約聖書の全体を調べ、これから起こる事のおおよその道筋を立てた。しかしそれも解釈はいろいろで、どれが正解かという事は断定出来ない。

でもそこが将来「また私は、獣と地の王たちとその軍勢が集まって、馬に乗る方とその軍勢に戦いを挑むのを見た」(黙示19:19)とある、天下分け目の合戦の場となるのは間違いないだろう。

馬に乗る方とその軍勢は救い主イエス・キリストと聖徒らを指し、獣と地の王たちは悪魔とその支配下にある未信徒たちの事である。世界最終戦争がそこで行われ、義でない者たちは全て滅ぶ。

故にディック・パウンドの言葉を皮肉って表現すると、不敗の万軍の主、義であるイエス・キリストが介入して戦って下さるのでない限り、不義に満ちた東京オリンピックは、予定通り実施されるだろうという事だ。ディックはハルマゲドンの深い意味を知らないから、その言葉を持ち出す事により、意に反して東京五輪が正義の祭典ではない事を証した事になる。

獣と地の王たちとその軍勢たちの中に、バッハもコーツも、人の命を軽んじる日本の五輪支持の面々も皆含まれる。