ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

イラク・エジプト情勢とイスラエル

オバマ大統領は2011年10月21日、イラク駐留米軍を今年末までに完全撤退させる事を公表しました。イラク戦争は2003年3月にブッシュ大統領の決断で始まりました。その目的は当時のフセイン大統領が極秘で大量破壊兵器を作り、国際テロ組織アルカ…

四国と本州をつなぐ夢の架け橋瀬戸大橋開通とその後

2011年10月15日の朝日新聞夕刊「昭和史再訪」の欄では、1988年に開通した瀬戸大橋の事を取り上げていました。道路と鉄道の2階建て構造で、当時としては世界最長だったそうです。間違えてはならないのは、この大橋が1つではなく、海峡部に架か…

100歳まで生きたいと願う人の数は意外と少ない

2011年10月15日の朝日新聞では、「100歳まで生きたいと思う?」という題でアンケート調査を行なった結果を公表しています。4,144人が回答を寄せました。全体的にみると、「はい」と答えた人は35パーセント、残り65パーセントが「いいえ…

小西行郎著『子どもの脳によくないこと』はこれから子どもを産み育てようとする親に有益な本です

私は生涯独身で過ごした為(母の面倒見で機会がありませんでした)、障害を持った妹の子どもを多少みてきた他は、子育て体験ゼロです。 しかしそうした問題も広く扱わなければならない立場にいる為、多少とも関連する本はざっと読んで来ました。例えば松田道…

米国緊急中絶手術を拒否出来る法案提出

2011年2月4日のエグザミナーというウエブサイトに、「H.R.358法案は緊急中絶手術を否定し、女性が死ぬのを認めた」といった題の記事がありました。その後この法案の審議は続いていたのでしょうが、10月12日の更新記事で、もし共和党議員が…

大木聖子・纐纈一起著『超巨大地震に迫る』を読んで

東大地震研究所に勤めているお二人ですが、珍しい漢字と読み仮名の方々です。聖子はさとこと読み、纐纈一起はこうけつかずきと読むそうです。 手元にある地震関係の本を読み返しても、2004年位の段階では、「プレートテクトニクス」における海溝への沈み…

放射能除染とひまわりの効果

茨城鉾田にいた頃、周囲の宅地が更地のままで雑草がはびこり、その除去の為には大変苦労した経験があります。週末に新宿から鉾田まで通っている夫婦がいて、周囲の農家からいろいろ情報をもらい、二人で家庭菜園を手がけていました。そこでいろいろ伺った次…

カダフィ独裁政権の終了

リビアはイドリース1世が国王として18年ほど統治していました。石油が豊富にあるので国としては相当潤っていたと思います。でも今いたるところで見られるように、国王もその利益を国民に還元する事なく、富を一手に集中していたようです。また親欧米路線を…

私たちに付き纏うプライドーよほど用心しないと

2011年10月13日の朝日新聞で、月読寺・正現寺住職の肩書きがある小池龍之介さんが、「プライドは価値を示したい煩悩」という題で、エッセイを書いていました。小池さんによる「プライドという煩悩から心を守るお稽古」です。 家庭でも職場でもそうで…

華やかだったジョブズのアップルとその暗部

2011年10月6日のタイム誌電子版に「スティーブ・ジョブズの夢の暗い面」といった題のルポがありました。 アップル社の最高経営責任者にして優れた企画者であり、独自のコンピューター開発やiPHONE、iPOD、iPADなどの製品を世界中に普及…

富む者と貧しい者とは互いに出会う

2011年10月1日、金融界を象徴するニューヨークのウオール街で、「ウオール街を占拠せよ」の旗印のもと、失業や格差の是正を求める若者たちのグループが、マンハッタン島とブルックリン地区を結ぶブルックリン橋の車道でデモ行進し、数百人が逮捕され…

あのやらせメール事件で有名な九電社長はどこを向いているのか

この7月17日に「九電やらせメール事件ーその下手な陰謀と聖書例」と題してブログを書きました。7月15日の時点で、当時の海江田経済産業相が真部利応社長に辞任を要求していました。それで8月末までにしぶしぶ社長は辞める事を表明しました。 このやら…

今年のノーベル医学生理学賞における巧妙な免疫の仕組み

2011年10月3日、今年のノーベル医学生理学賞が3人の研究者たちに与えられました(残念ながら1人は受賞の知らせに間に合わず、ガンの闘病で亡くなりました)。免疫の仕組みでの受賞でしたが、そのうち米スクリプス研究所のブルース・ボイトラー教授…

エジプトのコプト教会襲撃の意味

エジプトで30年も軍事独裁政を敷いて来たムバラク政権が倒れたのは、今年2011年2月の事でした。広範な国民の民主化要求デモに屈した形で退陣しました。その政権を崩壊させた主役は、8千万の人口のうち約3分の2を占める30歳以下の学生たちだった…

パレスチナ国連加入問題ー引き裂かれた米国ユダヤ教親子

2011年9月29日のタイム誌(英文)に、「なぜイスラエルに関する親の見解を共有する若い米国のユダヤ人たちが少なくなっているのか」といった題の小論が載っていました。書いたのはダーナ・ゴールドシュタインという人です。 事の発端は勿論イスラエル…

東日本大震災後の閉塞状況とショック・ドクトリン

ショック・ドクトリンという言葉を知ったのは、朝日新聞に近頃載った岩波書店の近刊広告によってです。筆者はナオミ・クラインという女性で、カナダのジャーナリスト、作家、活動家です。検索すればユー・チューブにて彼女の考え方がよく分かります(http://…

倹約が新しい規範となった

2011年9月29日のタイム誌に「調査:倹約という『新しい規範』が規範となった」といった題の記事がありました。 米国の一般市民の消費性向としては、お金を節約せずカードまで用いてモノを買い込み、限度まで浪費するというのがこれまでの生活様式だっ…

言葉に音を取り戻そうという天野祐吉さんのメッセージ

2011年10月4日の朝日新聞では、広告批評で有名な天野祐吉氏が「言葉に音を取り戻そう」と、東京でのトークショーで提案した事を伝えていました。 天野さんは朝日新聞で「CM天気図」という欄を軽妙な筆致で連載しています。私もよく読んでいますが、…

米国中の個人用井戸の大半が砒素や他の元素で汚染されている

2011年10月3日の米国の環境と健康のニュースサイト(http://www.environmentalhealthnews.org/ehs/news/2011/its-elemental-many-private-wells-are-contaminated)では、上記の題で砒素やマンガン等で汚染された地域の詳しい地図入りの報告をしてい…

十戒は依然として人々の心に刻まれているのか

9月28日のハフポストサイト(英文)に、「十戒とは何なのか、また何でないのか」といった題の小論文が載っていました。書いたのはルーテル神学大学の准教授をしている牧師エリック・D・バレットという人です。 十戒はチャールトン・ヘストンが旧約のモー…

嗅覚の最近の研究

2011年9月25日のサイエンスデイリサイト(英文)に、「心地よさに基づいた嗅覚の組成原理を科学者たちは発見した」といった題で論文が載っていました。元の論文はネイチャー・ニューロサイエンス(神経科学)サイトにありますが、残念ながらその要約…

原発事故で放射能を浴びた人々や作物などが忌避されている

米国の評論家で2004年急性骨髄性白血病により死亡したスーザン・ソンタグは、1978年『隠喩としての病い』を、1989年に『エイズとその隠喩』を出版しました。その2冊は合本され英語でも日本語訳でも読めます。 前著では結核と癌(梅毒やハンセン…

モーツアルトは最後のレクイエムを書きながら信仰を持ったのか

2011年10月3日の朝日新聞「文化の扉」欄に、「はじめてのモーツアルト」という題で吉田純子記者が報じていました。 モーツアルトはその軽やかで親しみやすい曲が受けて、多くのファンを獲得しています。私も幼い時ラジオから流れて来るものは覚えた事…

排外主義の若者が増えている

ノルウエーの銃乱射事件の事は8月8日のブログで触れた事がありますが、ブレイビク容疑者の殺害目的には、移民によりノルウエーに進出するイスラムの人々とその宗教への嫌悪感、つまり排外主義的考えが根底にあったとされています。 ところで9月27日の朝…

オバマの「イエス・ウィー・キャン」(我々は出来ると言う意味)ではなく、「イエス・ウイー・スキャン」(我々は読み取れるという意味)は可能か

2011年9月9日のサイエンティフィック・アメリカンサイト(英文)に、「イエス・ウイー・スキャン:9・11以後の空港検査技術は、我々をもっと安全にしたのか」といった題のレポートが載っていました。 オバマ大統領は大統領選挙期間中に「我々は出来…

トロイ・デービスの処刑と聖書

2011年9月21日、米国ジョージア州で42歳の黒人死刑囚トロイ・デービスが処刑されました。彼は1989年にジョージア州のハンバーガー店駐車場で、警官マーク・マクフェイル氏を拳銃で撃ち殺したとして逮捕され、22年間拘置されていました。しか…

百田尚樹著『永遠のO(ゼロ)』を自分なりに読んでみる

尊敬するiireiさんのサイトでこの本の存在を知りました(http://d.hatena.ne.jp/iirei/20110922#1316686734)。最初はコメントだけでもと思っていましたが、読み進めて行くうち涙が止まらなくり、読了した昨晩は2時間くらい興奮して眠れませんでした。近頃…

アウストラロピテクス・セディバ(セディバ猿人)の位置づけ

2011年9月9日の米国科学雑誌サイエンスに「アウストラロピテクス・セディバの洞察」といった題で5つの論文が載りました。これは1アウストラロピテクス・セディバ=MH1(*少年化石)の頭蓋腔内部から作られた型、2アウストラロピテクス・セディ…

会ってみたい革命家

2011年8月24日の朝日新聞に、「会ってみたい『革命家』」という題のもとで、アンケート調査の結果が出ていました。特に20世紀に絞って、約60人の革命家たちの中から、2161人が回答を寄せました。 その結果第1位はマハトマ・ガンジーでした。…

トランスポゾンの働きとドーキンス

2011年9月19日の米国創造研究所(ICR)のサイト(http://www.icr.org/article/6382/)で、ブライアン・トーマス氏が「トランスポゾンの振る舞いは利己的遺伝子説を無視している」といった題で、小論文を書いています。 リチャード・ドーキンスは行…