ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2010-01-01から1年間の記事一覧

目は生きている顔と人形の死んだ顔を識別する事が出来るが、霊的洞察力はどうか

米国心理科学誌12月21日号電子版に「顔が生きているのを識別するのは?目である」といった意味の論文が載りました。それをフィズオルグサイト(英文)で見て行きます。 ダートマス大学のタリア・ウィートリー氏とクリスティン・ルーサー氏は、面白い実験…

伴野淳一著『全学連と全共闘』を読み、自己否定について改めて考える

伴野淳一氏は1961年生まれ、勿論全学連も全共闘も実際に体験していません。団塊世代の私も全学連については、安保反対で国会突入した時、東大生だった樺美智子さんが圧死したという記事を、新聞で読んで知っていたという程度です。ただ全共闘については…

岩波新書『健康不安社会を生きる』を読む

この本は信濃毎日新聞の編集委員である飯島裕一氏が11人の識者たちに、「健康とは何か」という事柄に関してインタヴューを試みたものです。 健康に対する不安は現代日本社会において、特に中年以上の人々が抱いている切実な問題だと言えるでしょう。 かつ…

斉藤美奈子『冠婚葬祭のひみつ』を読む

岩波新書の斉藤美奈子著『冠婚葬祭のひみつ』を図書館で借りて読みました。 第一章は「冠婚葬祭の百年」となっていて、その歴史的背景が述べられています。第二章は「いまどきの結婚」、第三章は葬送のこれから」という題の下、相当詳しく書かれています。特…

買物依存症…人はパンだけで生きても決して幸福にはならない

朝日新聞の連載「体とこころの通信簿」を毎回見ていますが、今度「買物依存症」という病があるのを初めて知りました。 買物は誰でも行なっている、あるいは食料など行なわざるを得ない行為です。特にストレスが多い人は、買物をしてそれを解消させようとしま…

出ソマリアと出エジプト

12月20日の朝日新聞に「難民」イスラエルへという題の記事がありました。進化論者の唱える人類祖先の「出アフリカ」の事ではありません。 この「難民」は東アフリカのソマリア人で、内戦が続いている為身の危険を感じ、国を出てイスラエルへ向かうのだそ…

ウイキリークス創始者の逮捕で広がった波紋

ウイキリークスの創始者ジュリアン・アサンジュ氏が米国の外交公電を暴露し、英国当局に出頭逮捕され近頃保釈されました。その間米国ではクリントン国務長官が「これは国際社会への攻撃だ」と非難し、クローリー国務次官補は「これは犯罪だ」とし、刑事的責…

伴侶の死別を語る事によって癒されるという事実と聖書

12月15日の朝日新聞の「ハグ」というコラムに「伴侶と死別語って癒やす」という題の記事がありました。 ここに紹介されているのは、若くして事故や病、自殺などで妻や夫に先立たれた人々の自助グループ「グッドグリーフ・ネットワーク」です。 ここのス…

たばこ一本の火が住宅を焼きつくす

12月18日の朝日新聞夕刊に「すぐ消えるたばこ波紋」という題のコラムがありました。 消防庁のまとめによりますと、昨年の住宅火災死者1023人のうち、約2割に相当する193人はたばこが発火元であったとの事です。そして驚くべき事に、その数は損害…

地質がダイアモンドで形成されている太陽系外惑星?

WASP−12bというのは、2009年に発見された太陽系外惑星で、その構造の分析がされて来て、今回予想外の発見があった事が、サイエンティフィック・アメリカン電子版に載っていました。12月9日にネイチャニュースとして詳しく出ています。 太陽系…

からだのコンプレックス調査結果と聖書の人物

12月18日の朝日新聞では、「からだにコンプレックスがありますか」という質問でアンケート調査がされ、その結果が出されています。 原因は20ほど挙げられており、そのトップは「背が低い」というもので、二位の「太っている」を130票ほど引き離して…

アイルランド危機の原因

12月14日の朝日新聞は、アイルランドの危機的状況を報じていました。 先に欧州ではギリシャの巨額な財政赤字が発生し、その救済の為に欧州連合と国際通貨基金が動きましたが、今度はアイルランドが同じような状況に陥り、やはり欧州連合と国際通貨基金の…

星の数は無限大

12月2日のサイエンスニュースサイト(英文)に、「宇宙は実際星で満ちている」という題の論文が載りました。BBCニュースやニューヨークタイムズでも取り上げられています。 それらによりますと、ハワイのケック天文台を利用してエール大学の研究者たち…

芸術家が米国の新大使

12月5日のVOAネット報道は、「芸術家がアメリカの新大使」という題の報告をしていました。 これまで米国では舞踊家や音楽家を、国際親善使節として国外に派遣していました。 今度は初めての試みとして、絵画家、彫刻家、建築家、デザイナーなどの芸術…

ノーベル賞受賞者たちの壇上の一つの空席

今年のノーベル賞授賞式は日本人の二人が化学賞を得た事で注目されていますが、もう一つ壇上で本来座るべき平和賞の受賞者が自国の獄中にいて、空席になってしまった事でも話題となっています。 その人の名は劉暁波氏、中国での言論・宗教の自由を求めて投獄…

インパール作戦、シベリア抑留で餓死した兵士たちの中にあって生還した人々の証言と聖書

インド北東部アッサム地方にあるインパールを攻略しようとしたのは、悪名高き牟田口廉也中将の執拗な戦略によるもので、1944年に開始されました。当時戦局は悪化し、後方からの支援や物資の補給など望むべくもありませんでした。 この悲惨な戦争の詳細は…

砒素を食べる細菌は生命の基本的要素となり得るか

12月5日のBBCニュース(英文)には、「砒素を好むバクテリア」の新発見について報じていましたが、ネイチャ誌電子版の12月4日号で詳しく触れられています。「砒素を食べる細菌は生命の化学を定義し直す事になるかもしれない」という題になっていま…

ポーランドで建造されたイエス像による人々の混乱

12月7日のVOA放送電子版(英語)では、『世界で最も高いイエス像がポーランドの宗教的分裂をさらけ出した」という題でルポがされています。 それによりますと、ポーランドのシフィェボジン地域のキャベツ畑で近頃高さ51メートルに達するイエス像が完…

零細翻訳会社を経営する平川克美氏の経済論

平川克美氏の『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』と『経済成長という病』の二冊を図書館で借りて読みました。 普通経済関係の本を読むのはあまり面白くありません。やたらグラフや統計表などが出て来て、その解説を読むのが退屈であるし、経済問題への取…

中島義道の『うるさい日本の私』を読んで思った事

中島氏は私と同じ1946年生まれ、東大で哲学を専攻しています。一風変った本を多く書いていますが、この『うるさい日本の私』もそんな感じです。 冒頭の前書きに「スピーカー音恐怖症」という「病気」にかかっている事を宣言しています。 確かに現代は騒音…

漫画家故杉浦日向子が惚れた江戸の時間の過ごし方

『うつくしく、やさしく、おろかなりー私の惚れた「江戸」』は、2005年46歳の若さでがんに倒れた杉浦日向子さんのエッセイを纏めたものです。彼女は卓抜な想像力をもって江戸時代のあらゆる事物についての漫画を描いていました。江戸人の描写で彼女の…

米国疫学誌8月15日号における余暇時に座って時間を費やす人と死亡率の論文を読んで

朝日新聞11月29日号「やさしい医学リポート」というコラムで、東北大の坪野吉孝教授が米国疫学誌8月15日号に載った論文を紹介していました。 早速そのサイトを訪れて見ましたが、要約しか閲覧出来ませんでした。そこで坪野教授の解説と合わせて考えて…

デューラー版画展に寄せて

聖書の記事から豊かな想像を交えて、極めてリアルに描く画家としてカラヴァッジョが有名ですし、私もその絵画をこよなく愛する者の一人です。 今回朝日新聞の美術欄では、アルブレヒト・デューラーの版画展が、東京芸大と国立西洋美術館で開かれている為に、…

酸っぱい味を感じる仕組みの新発見

2010年11月26日のサイエンスデイリサイト(英文)には、「酸っぱい味を人々はどう感じるのか」という題の論文が載りました。 新発見をしたのは南カリフォルニア大学の研究者たちです。 従来5つの味覚のうち、酸っぱさを感じる仕組みはほとんど究明さ…

ピンピン長生き、ころっと往生願望と聖書の時

12月1日の朝日新聞夕刊トップに「ぽっくり逝きたい」という大見出しの記事がありました。 男女共に長寿となり、且つ医療の技術も進んだ為に、病んだ人を家で看取る機会が極めて少なくなりました。昭和47年私の父がクモ膜下出血で亡くなった頃は、まだな…

清潔さも度を超えると病気になる

12月1日のサイエンスデイリサイト(英文)には、「清潔さも度を超えると病気になる」という研究結果を示した論文が出ていました。 それはミシガン大学準教授アリソン・アイエロ、リーズ・クレイトン研究員らによるものです。 研究者たちは、若い人々がト…

犬と猫の脳のサイズの違いの進化論的見方と聖書の創造論的見方

11月29日のサイエンスデイリサイト(英文)では、「犬が猫より大きな脳を持っているのは、前者が他の群れと行動を共にするのが上手だったから、という研究による発見」という見出しで、PNAS誌電子版で発表された内容を紹介しています(勿論PNAS誌…

堤未果『アメリカから<自由>が消える』を読んで思った事

堤さんの手堅いルポは好きで、本が出されるごとに購入したり、図書館で借りて読んで来ました。 ところが上記の本、発行は扶桑社ですが、新聞でたった一度だけ広告が出たきり、後は全然続きませんでした。本離れが言われて久しいですが、それでも書店に本は溢…

捕虜を刺し殺す訓練を拒否したキリスト者

11月30日朝日新聞夕刊で連載していた「語り継ぐ戦場」のコーナーでは、歌集『小さな抵抗』を出したキリスト者渡部良三氏の事が紹介されていました。 渡部氏は現在88歳、朝日記者の訪問は体調が優れないという事で拒否されたようですが、1944年中国…

適度の飲酒(特に赤ワイン)は全然飲まない人より長生きか

8月31日のタイム誌(英文)に、「アルコール症:臨床及び研究」誌の論文紹介が載っていました。 過去3年間に何らかの治療を受けた事のある55〜65歳の人々を含む1,824人への追跡調査が、20年間にわたり行なわれました。その結果はちょっと驚き…