ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

貧困線以下の米国貧困者数4千6百万人

2011年9月、米国国勢調査局は「2010年、米国における所得、貧困、健康保険補償」といった題の調査結果を発表しました。PDFファイルとしてネットで閲覧出来ます。87ページに及ぶ膨大なものです。これはいろいろなサイトで13日一斉に報じられ…

再度アーミッシュの質素な生活を考える

東日本大震災は都会に住む私たちの生活にも甚大な影響を与えました。浦安のマンションの10階に住んでいる私の友人は、液状化現象で上下水道が破損し、ガスの供給も一時止まった為、特に上水道が使えない事で相当苦労したと語ってくれました。この地域は計…

パスカルの『パンセ』をどう読むか

フランスの哲学者、数学者、神学者などと呼ばれ多様な働きをしたパスカルの名前を最初に知ったのは、三木清の『パスカルに於ける人間の研究』を通してでした。 三木自身はその活動の為に投獄され、終戦後に獄死しました。ネットで調べるとまだ48歳の若さで…

『東日本大震災を解き明かす』からちょっと考えた事

NHKサイエンスZEROシリーズから6月に発行された上記の本を図書館で借りて読みました。3人の若手気鋭学者による共著です。古村氏が48歳、伊藤氏38歳、辻氏32歳と続きます。126ページと薄いほうですが、中身は最近の知見がふんだんと盛られ…

悪いうわさと良いうわさ

うわさという言葉の起源はかなり古いのでしょうが(「うわさ」と訳された言葉は旧新約聖書でも出て来ます)、最近特に多くなっています。 そのうち悪いうわさで生じた経済的被害を考えた時、それは「風評被害」となります。 この言葉どおりになった為良く覚…

外側から人に入って来る物は人を汚すことができない

江戸時代の事をよく研究している人々の中に、早世した漫画家杉浦日向子さんと、法政大学教授の田中優子氏がいます。両者とも想像力を最大限に働かせその時代の生活に迫り、まさに昔江戸で暮らした事があったようなリアルさを持つ本を著しています。 例えば江…

内田樹氏の「学ぶ力」を読んで考えた事

2011年9月2日の内田樹の研究室サイト(http://blog.tatsuru.com/)で、内田先生は「学ぶ力」という題でブログを書いています。 このサイト「お気に入り」に入れているので、時々覗きますが、内田先生の思考はいつもなるほどと思わせるものがあります。…

レンブラントの絵画

図書館で熊澤弘著『レンブラント』を借りて読みました。本屋で立ち読みしましたが、文庫とはいえ高いので控えていた本です。というか熊澤氏による書き出し部分であまり興味を示さなかったのかと思います。生まれたのが1606年だとか、いやそうではないと…

放射年代測定法は正しいのか

福島原発事故でセシウム137など、放射性同位元素とかその半減期といった普段聞き慣れない言葉が、もう一般に定着しているようです。 地質学の分野では、例えば地球の年代がおよそ45億年と言う時、ウラン鉱石から得られるウランの同位体238が利用され…

反原発ー40年ぶりの集会とデモ

2011年9月19日、東京明治公園で行なわれた「さようなら原発1000万人アクション」集会とデモに行って来ました。今回5万人を目指してという事でしたが、主催者側の発表では6万人に達したそうです。大江健三郎氏や落合恵子氏らが呼びかけたもので…

むのたけじと戦争絶滅への断固たる態度

むのたけじ氏の『戦争絶滅へ、人間復活へ』を読みました。むの氏はジャーナリスト、30年ほど週間新聞「たいまつ」を出して来た事で有名です。戦前は報知新聞社、そして途中から朝日新聞社に勤め、戦場でのルポを続けて来ました。 私もその名と新聞の事は知…

音楽の持つ効果

川畠成道というヴァイオリニストの書いた『耳を澄ませば世界は広がる』という本を読みました。 川畠氏は幼少期に病気で視覚障害を負いましたが、頑張って桐朋学園大学を卒業、英国王立音楽院に留学してそこで首席卒業しました。そして現在世界で活躍していま…

古典的名著『創世記の洪水』から50年

2011年9月5日に出されたAiG(=答えは創世記に)サイト(http://www.answersingenesis.org/articles/2011/09/05/honor-where-due)では、インディアナ州の恵み神学校に勤めるジェフ・ガイモント氏が「当然払うべきところに栄誉をー『創世記の洪水』…

加齢による目のレンズの黄変と不眠症の関係

201年9月6日のサイエンスデイリサイト(英語)では、「新しい研究によると、老化の進んだ目は晩の不眠症と関連ある事が示された」という題で、論文が紹介されていました。元の論文は米国のスリープ(睡眠)誌のニュースに載っています。著者はデンマー…

モルモン教について

2011年8月18日の朝日新聞では、「モルモン教増す存在感」という見出しで割合詳しい記事が載っていました。 このモルモン教会の正式な名称は「末日聖徒イエス・キリスト教会」です。勿論日本にも伝道者たちが来ており、昔はぱりっとした背広を着込んだ…

福島の汚染土壌からセシウムを除去する新技術の開発記事を読んで

2011年9月1日ロイターのサイト(英文)に、「土壌から放射能を除去する事を目的とした日本の新しい方法」といった題の記事がありました。 その記事はあまり長くないので、試しにグーグルで検索したところ、既に多くのメディアが報じていました。新聞を…

10年後に思い返す9・11−「答えは創世記に=AiGサイト」からの良き便り

あの米国を襲った多発テロ事件9・11から十年経過し、米国では厳粛な行事が催されました。又各サイトではその意味を模索する多様な意見や感想が多く寄せられています。 2011年9月12(日本時間)の米国AiG(=答えは創世記に)サイト(http://www…

池澤夏樹朝日連載「終わりと始まり」−『ツリー・オブ・ライフ』を見る

前にも触れた事がありますが、池澤さんは私の高校の1年先輩で大学の理科系から文学に転じた人です。近頃世界文学全集全30巻を個人で編集しました。 上記の連載物は全て切り抜いて保存してありますが、やはりエッセイの中に理科的発想が散見されます。そし…

口からの災いを防ぐ為に政治家もマスコミも聖書を読むべきです

2011年9月10日の新聞の朝刊と夕刊で鉢呂経済産業相の一連の「不穏当とされる」発言が報じられていました。 それは二つあって、一つは9月9日の発言で、8日の福島第一原発視察を踏まえ、その周辺の市町村が「市街地は人っ子一人いない。まさに『死の…

刺青のインクの危険性と聖書の教え

2011年8月31日の環境健康ニュースサイト(英文)では、「懸念される事:刺青のインクの中にある化学物質は精査に直面している」といった題で論文が載っていました(http://www.environmentalhealthnews.org/ehs/news/2011/tattoo-inks-face-scrutiny…

たばこ増税論議ーその否定的な側面の無視

9月6日の朝日新聞は、新しく発足した野田内閣の厚生労働相となった小宮山洋子氏が、たばこ増税に意欲を示している事を報じていました(5日記者会見で)。その発言の骨子としては、1箱700円にしても税収が減らないという事もあるでしょうが、まずは「…

鎌田浩毅著『火山と地震の国に暮らす』を読んで学んだ事

東日本大震災が起きてから、いろいろな分野の学者が主として原発反対の立場から本を書いて出版しています。 この鎌田京大教授の本もそうで、岩波書店から7月に出版されました。 興味ある分野なので早速図書館で借りて読みました。特に大震災でこの本から新…

医者の手洗い不足

サイエンティフィック・アメリカンサイトを毎日見ています。そこにあるポッドキャストでは、纏めた記事を1分間の音声で聴く事が出来るからです。スクリプト(台本)がついているので、モーレツな速さのものを聴き取る訓練には持って来いです。科学の話題を…

過去から未来にわたる原子力事故の責任がこの世代に問われている

原子番号92番のウランまでは自然界に存在します。(2011年9月1日の新聞に載った原子番号43のテクネチウムは非常に稀な存在で、ウラン238の自然核分裂で生じますが、初めて人工的に作られた元素として、ギリシャ語テクニコス{=人工のという意…

山本義隆著『福島の原発事故をめぐって』を読んで学んだ事

山本氏は言わずと知れた70年安保闘争時の東大全共闘議長でした。その後は極めて優秀な方なのに、アカデミズムに帰らず予備校で教え続けています。 そして当時の事はほとんどノーコメントなので、少し寂しい気がしていました。ところがその陰で闘争時に配ら…

物欲は世界を救うのか

朝日新聞では「リレーおぴにおん」と称して、様々な人を登場させていますが、「物欲は世界を救う」という主題の下、8月23日には宝島社のファッション誌「sweet」の編集長である渡辺佳代子さんが、そして8月24日には「東京ガールズコレクション」の…

偽遺伝子は進化の産物ではない

2011年8月23日、米国創造研究所(ICR)のブライアン・トーマス氏が「RNAの諸々の発見は、主要な進化論の主張が間違いであることを証明する」といった題で論文を投稿しています(http://www.icr.org/article/6310/)。 偽遺伝子の定義としては「…

肉食の大切さについて

私は35年前にマロリー・ワイス氏病という食道裂傷の病気を患い、手遅れにした為胃を全摘出する羽目になりました。その後15年ほど経過してから、突然血糖値が高くなり、直ぐにも糖尿病の合併症の一つである足の神経異常が生じてしまいました。 私の手術は…

高木仁三郎著『プルトニウムの恐怖』をもう一回読んでみる

高木氏は1938年生まれ、2000年62歳という若さで大腸がんにより亡くなりました。それからまもなく11年になろうとしています。大学時代から主としてプルトニウムの事を研究し続け、早くから反原発の市民運動家として在野で頑張って来て、第二のノ…

哲学者森岡正博氏の「誘惑に負けない」という事は可能なのか

2011年8月15日の朝日新聞では、哲学者森岡正博氏が「生きるレッスン」欄の中で、「誘惑に負けない」という事を取り上げています。 その中で森岡さんは「なぜ人間は誘惑に負けそうになるのか。それは、人間に欲望が備わっているからです」と言っていま…