ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東電は本当に原発の事を詳しく知っていたのか

3月29日の朝日新聞に東大院生の開沼博氏が「『信心』捨て自ら考えよう」という題の小論を投稿していました。 この論文の冒頭で開沼氏は「『危険ではない、問題はない』と専門家は繰り返す。しかし、素人目には時々刻々と事態が悪化しているように見える。…

死刑廃止に対して聖書から誤まった見方をした團藤重光氏と伊藤乾氏

図書館から團藤氏と伊藤氏の対話を収めた『反骨のコツ』という本を借りて読みました。 團藤氏は1913年生まれ、東大法学部を出て教授となり、最高裁判所判事も務めた事のある著名な法学者です。 伊藤氏は1965年生まれ、東大の物理学科を出て東京大学…

足湯の奉仕をする人々と聖書のイエス・キリスト

3月26日の朝日新聞では、大震災被災者に対する「ボランティア手探り支援」という題で、神戸の団体の事が紹介されていました。 その団体の主要な働きは「足湯隊」が担っています。吉椿雅道さんがリーダーです。 氏の指導のもとに約10人の若い学生たちが…

多くの国で宗教は絶滅するのか

3月25日タイム誌電子版(英文)に、「多くの西側諸国では宗教は『絶滅』に向かっている」という題の小論が載っていました。フィズオルグサイト(英文)でも、それが非線形力学による数学モデルに基づいて分析された事を添加しています。「非線形力学はき…

東日本大震災その4放射能による水のピンチ

3月24日の朝日新聞朝刊は、原発のある福島県のそれも30キロの範囲どころか、東京23区及び多摩5市に水道水を供給している金町浄水場から、基準値の2倍を越える放射性ヨウ素131(半減期約8日)を検出した事を報じていました。 金町はJR常磐線で…

裏切りという普遍的なテーマ

図書館で藤本ひとみ著『人はなぜ裏切るのか』という本を見つけ、早速借りて読みました。初めての著者なので、ネットで調べると結構漫画を含む書物を書いています。この本は「ナポレオン帝国の組織心理学」という副題がついており、内容はナポレオン時代に彼…

東日本大震災その3

2011年3月23日の朝日夕刊には、チリ地震の巨大津波を経験し、その教訓を生かして助かった、宮城県南三陸町の須藤信雄さんと妻寿美子さん夫妻の事が記されていました。 須藤さんは1960年のチリ地震による津波で、母親ら5人を失ったそうです。です…

西オーストラリア・ピルバラ地方アペックス・チャート中の35億年前という最古の生物微化石の否定

2011年3月17日のフィズオルグサイト(英文)では、「研究により地球における最古の生命の証拠が覆された」という題で、今から35億年前、最古とされる原核生物微化石(=光合成を行い酸素を出すシアノバクテリア)が、実際にはヘマタイト(=赤鉄鉱…

詩人中村稔氏の晩年

2月24日の朝日新聞に84歳を迎えた詩人中村稔氏の晩年の生き方が紹介されていました。 中村氏が著名な詩人である事は知っていましたが、まだその著作を読んだ事がありません。出来るだけ早く図書館で借りて読みたいと思っていますが、最近の作品は検索し…

人はなぜ土掘りが好きなのか

65歳に近づこうとしているのに、ここ3ヶ月ほど自分の住む市の発掘作業(いずれも病院建設やその駐車場拡張に伴う緊急発掘)に携わっています。 私の経済的困難さを見かねた親友が声をかけてくれたのですが、学校を出てからの本格的な長期発掘は実に40年…

原発事故で東電は過去に何をして来たのか、どんな責任があるのか

東京電力福島第一原発の地震による損壊では、3月12日に水素爆発を起こした1号機、14日に同じ爆発を起こした3号機の残骸が脚光を浴びる中、2号機、4号機がやや地味な扱いになっています。20日の報道によれば、1号機は米国のジェネラルエレクトリ…

510というかなりのDNA部分欠損が人間を人間たらしめているのか

2011年3月10日、サイエンスニュースやフィズオルグのサイト(いずれも英文)で、上記のような類の題の論文が載っていました。元の論文はハワード・ヒューズ医学研究所のデビッドM・キングズリー氏による「欠けたDNAが私たちを人間たらしめている…

ヘビの脚はなぜなくなったかー朝日新聞の進化論的回答と創造論の考え方

3月12日の朝日新聞はDo科学というコラムで、埼玉県の中2の生徒の質問「ヘビの脚はなぜなくなったの」に対し、京大教授らの協力を得て藤原先生がののちゃんと対話をしつつ、その回答へと導いています。 勿論朝日は進化論の立場を強力に打ち出しています…

神世界事件ーなぜ人はこうしたエセ宗教にはまるのか

「神世界」というのは山梨県甲斐市に本拠があり、複数の系列会社がサロンを運営し、「客には心霊鑑定や祈祷を施す」(朝日新聞報道)事によってお金を巻き上げる悪質な組織です。神奈川県警は3月11日にそのスタッフの一人を詐欺容疑で逮捕し、さらに本部…

モノアミン酸化酵素A産生に関わる遺伝子が悪を生み出すのか

3月9日のサイエンティフィックアメリカン誌(英文)では、「遺伝子が人々を邪悪な者とするのか」という二人の人々の質問に対して、マギル大学の神経化学者ダニエル・ラメッティ氏が答えています。 氏自身が住むマンションでは悪を行なう者たちがはびこって…

東日本大震災その2

日本の大地震を各国はどう考えているのか、ネットを見てみますと、勿論第一に地震そのものへの関心です。 太平洋プレートが日本列島の乗っている陸側プレートに沈み込む境界(そこに日本海溝があります)で生じた地震と想定され、震源地は宮城県沖でした。し…

東日本大震災

3月11日午後2時50分(自分の見た時計)、東日本大震災を自宅マンション付近の路上で経験しました。 私は鉄欠乏性貧血とビタミンB12欠乏性巨赤芽球貧血の二つを持っていて、ふらふらしやすい性質なので、最初はそれがひどくなったのかと思いました。…

生後22日目に長女を看取った母親の絶望と癒やし。

3月4日の朝日新聞の連続コラム「患者を生きる」では、6年前に夫婦の長女を生後22日で看取った母親の事が書かれていました。 その幼子は13トリソミーという常染色体の異常が起きて、パトー症候群という病気になっていました。私の妹の子はダウン症なの…

他人と比べない生き方

香山リカさんの『くらべない幸せ』という本を読みました。 世界がグローバル経済体制になっている世の中では、それ以前に比べ極めて競争が激しくなっています。競争するという言葉を調べますと、「他を押しのけてでも自分が優位に立とうとする気持ち」と新明…

がん治療にかかる高い医療費

2月28日の朝日新聞の健康・医療フォーラムでは、がん患者の支払う年間医療費の事が話題になっていました。 東北大の濃沼教授は、がんの治療費が年々高くなっている事実を指摘しています。それは主として高齢化、新薬の開発、新しい医療機器の導入などに因…

日本で最初の心臓移植手術を行なった和田寿郎氏の死

1968年日本で始めて心臓移植手術を手がけた和田寿郎氏が、2月14日88歳で亡くなりました。 なぜ和田氏の名前が有名なのかと言いますと、この手術で和田氏が殺人罪で訴えられたからです。レシピエント(=臓器被提供者)にとっては待望の心臓でしたが…

9・11以後の米国や西欧諸国だけでなく、日本も相当な監視社会であるという事実

森達也著『誰が誰に何を言っているの』を読みました。森氏は映画監督であり、映像の与えるインパクトを承知している人ですから、この本にも相当多くの衝撃的な写真が多く収められています。 この本は三章から成っていますが、第一章の「監視するのは誰か。そ…

キリスト教ブーム

2月21日の朝日新聞は、「読まれるキリスト教」という題の下で、現在キリスト教の書籍が良く売れ、ちょっとしたブームになっている事を報じていました。 朝日新聞は伝統的に進化論主義に立っていますから、こうした記事が出る事は滅多にありません。仮に取…

戦後の見合い結婚と聖書のヤコブの例

2月19日の朝日新聞では「サザエさんをさがして」という題の連続記事で、「お見合い」を取り上げていました。 日本帝国陸海軍は第二次世界大戦末期状況が悪化する中、学徒やさらに若い人たちを徴用し、各激戦地で戦死させて来ました。 この為敗戦となって…

風邪でも花粉症でもないのになぜマスクか

2月17日の朝日新聞では、「大人もだてマスク」という題で、風邪でも花粉症でもないのにマスクをしている中高生以上の人々へのインタヴューがされていました。 いじめに会っている中高生などの場合、「顔を隠せて視線にさらされない安心感がある」という事…

小宮一慶著『ぶれない人』を読んで

小宮氏の上記の本を読みました。 氏の主張する「ぶれない」人とは、「自分の信念をしっかりと持ち、それを貫いている人」の事です。では「信念」とは何か。それは「正しいと信じる考え方」です。では正しい考え方とは何か。歴史上の偉大な人物の生き様、論語…

中江和恵著『江戸の子育て」を読む

図書館で上記の本を借りて読みました。 子育ては現代でも引き継がれている大きな問題ですが、この本を読み通し、江戸時代は現代より遥かに優れた子育ての仕方があり、またそれに関する優れた本が多くある事が分かりました。 幕末に日本を訪れたロシア正教会…