ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

上流階級の人々は下流階級の人々の感情を読めない

11月23日のサイエンスデイリサイトやフィズオルグサイト(いずれも英文)は、心理科学誌の最新の論文を載せていましたが、元の論文が公表されていないので、両者の題から拾ってみますと、「上流階級の人々は他の(そうでない)人々の感情を認知するのが…

RNA干渉と聖書への適用

講談社ブルーバックスの最新刊『アメリカ版大学生物学の教科書』第3巻分子生物学の本を借りて読んでいて、RNA干渉という言葉にぶつかりました。アンチセンスRNAと一緒に出て来ますが、今回はこのRNA干渉という事象を考えて見ました。 その為に武村…

ジャレット・ダイアモンドの『人間はどこまでチンパンジーか』を読んで考えた事

ジャレット・ダイアモンドと言えば、朝日新聞11月7日号のゼロ世代の50冊の中で推薦されている『銃・病原菌・鉄』という本が有名で、今も良く売れているそうです。ピュリツァー賞受賞作、大冊ですが、私もそのうち図書館で借りて読もうと思っています。 …

フランス南西部シャラント地区での大恐竜化石の発見とその意義

11月16日のサイエンスデイリサイト(英文)に、「シャラント地区でフランス最大の恐竜化石層の一つを発見」という題の報告が載っていました。 400以上の骨の化石がオドアン採石場で見つかっていますが、量的にも見ても、特異な保存状態から言っても目…

石器時代は存在するのか

11月4日の朝日新聞は、2000年11月5日毎日新聞のスクープによる旧石器捏造事件発覚から10年経た事を受けて、「旧石器慎重に真偽検証」という見出しでその影響を取材していました。 新しい石器を古く見える地層に埋め込み、いかにも新発見という装…

道路を渡る時歩行者たちは群集心理に従う

11月17日のフィズオルグサイト(英文)では、「道路を渡る時歩行者たちは群集心理に従う」という題の論文が載っていました。どちらかというと私たちにはなじみ深いものです。 英国リーズ大学のジョリヨン・ファリア博士らは、歩行者たちが混んだ危険な道…

まだ標準治療法として確立していないがん免疫療法で病院などを転々として高い料金を払わされた挙句の死亡患者例と聖書のイエス

11月16日の朝日新聞に、がんの免疫療法の事が載っていました。「高額なのに効果未知数」という大きな見出しがありました。 埼玉の女性は逸見さんの事例で有名な「スキルス胃がん」となり、抗がん剤治療をしていましたが、結局主治医に見放されました。そ…

奈良の大極殿、朱雀門、興福寺中金堂で使われた国産材、外国産材と聖書の神殿の木材

朝日新聞の11月11日夕刊に「木造文化財 再建ピンチ」という見出しで、最近建築された奈良の大極殿、少し前の朱雀門、そして建築中の興福寺中金堂で使用された国産の材木、外国産の材木の事が紹介されていました。 写真を見ますと、立派な大木が贅沢に使…

ネコの「エレガント」な水の飲み方と、聖書の戦力にならない兵士たちの「がぶ飲み」

11月12日米科学誌サイエンス電子版で、「ネコたちはどのようにして水を飲むのか:イエネコによる水の取り込み」という題の論文が載りましたが、私はそれを閲覧出来ませんので、特にその仕組みを解明したMIT(マサチューセッツ工科大学)のホームペー…

七角形のグラフェン同士を結合させるとさらに強くなる

グラフェンと言えば、今年のノーベル物理学賞を受賞したイギリス・マンチェスター大学のアンドレ・ガイム氏、コンスタンチン・ノボセロフ氏の研究で一躍有名になりました。 彼らは炭素分子が6角形の格子の形に連なったシート状の物質であるグラフェンを初め…

歴史家色川大吉氏の自分史の出発点と似たような聖書例

色川大吉氏と言えば、学生時代に中央公論社の日本の歴史シリーズ21巻『近代国家の出発』を読み、また『明治精神史』も読んで、その一般民衆を視野に置いた歴史の叙述に感動した事を覚えています。 東京帝国大学の史学科に入学した後、学徒出陣で海軍航空隊…

キングコブラなど猛毒な蛇の毒とそれに影響されない動物

10月26日のニューヨークタイムズ電子版に、「キングコブラはどのようにしてその支配を保っているのか」という題の随筆が載っていました。 キングコブラは光沢があり、機敏で用心深く、世界で最強の毒を持っています。 その牙は7ミリリットルという大量…

石器時代の食物は肉だけでなく穀物もー考古学のセントラル・ドグマの崩壊

10月19日のネイチャー誌電子版に「ヨーロッパで石器時代の(植物の)粉が見つかる」という論文が載っていました。元はPNAS誌からですが、私はその短い要約しか見られないので、専らネイチャーから考察し、創造論サイトからの反駁論文の紹介と、それ…

アウン・サン・スー・チーさんの自宅軟禁解除と聖書のエレミヤ

11月13日ミャンマーの軍事政権は、2003年以来自宅軟禁されていたビルマ民主化運動リーダーで、ノーベル平和賞を受賞したアウン・サン・スー・チーさんを解放しました。 彼女は1988年から民主化運動を始め、その翌年に自宅軟禁されて以来、この2…

福岡伸一氏の生物多様性論における人間の位置づけについて

10月28日の朝日新聞に、名古屋での生物多様性条約第10回締約国会議開始に関連して、分子生物学者福岡伸一氏のコメントが載っていました。 福岡氏と言えば、6年ほど前に出た『もう牛を食べても安心か』と『プリオン説はほんとうか?』を読んで、難しい…

熱力学第二法則は創造のはじめから

物理学における「熱力学第二法則」は、なかなか把握しにくいものです。書店にはそれに関わる参考書が幾つも並んでいて、出来るだけ分かりやすく説明する努力がされているようです。私も何冊か買って読み、勉強してみましたが、理解は今一つです。それほど難…

小さな脳のハチが複雑な数学の問題を解く=創造主のみわざ

10月26日のサイエンスデイリーのサイトで、「小さな脳のハチが複雑な数学の問題を解く」という論文の紹介がありました。 ハチには不思議な能力があります。特に「ミツバチのダンス」として知られている行動では、8の字に飛び回る事で、仲間のミツバチに…

モササウルスの軟組織について

モササウルスという言葉を聞きますと、何かの恐竜ではないかという思いがすぐ浮かんで来ます。 ところがウイキペディアによりますと、「中生代白亜紀後期の約7,900万 - 約6,500万年前に生息していた肉食海棲爬虫類の絶滅した属」とあります。この…

西友の社外取締役による不正なインサイダー取引と聖書の取税人

11月5日の朝日新聞の一面トップに、大手スーパー西友の元社外取締役がインサイダー取引をしていた疑いで調査を受けている事が載っていました。 匿名なので、聖書を絶対の基準とする私は、それを事実と仮定し遠慮なく批判させて頂きます。 まず社外取締役…

古澤満『不均衡進化論』を読む

図書館で最新の古澤満著『不均衡進化論』を借りて読みました。筑摩書房のこの本のつくりは丁寧で、活字も大きめ、著者の分かりやすい説明もあって、何とか読み終えました。 著者の言いたい事は良く分かりました。 遺伝子DNAはひも状の二重鎖になっていま…

特定著者の書物の出版バブル:茂木健一郎対内田樹

読書家ならご存知のように、茂木健一郎氏は気鋭の脳科学者、内田樹氏は大学では仏文学を専攻しながら、現在一味違う幅広い評論活動をしています。 この二人が自著に関する出版のバブルをブログで論じていますので、比較してみました。 まず茂木健一郎氏のク…

オリーブの収穫をめぐるイスラエルの入植者とパレスチナ人と戦い

タイム誌電子版(英語)のサイトでは、10月30日「オリーブ収穫の戦い:パレスチナ人と入植者」という題のルポが載っていました。 場所はヨルダン川西岸のヘブロン近郊です。秋になりますと、パレスチナ人は一斉にオリーブの収穫の為に外へ出て行きます。…

イーエヌ大塚製薬の「アイート」食、硬い食べ物と聖書

10月20日の天声人語に岩手県を根拠地とするイーエヌ大塚製薬が新発売した「アイート」食に関する紹介記事がありました。 記者はまず「あらゆる欲望の中で、一番の長生きは食欲らしい」という書き出しで、家事評論家吉沢久子さんの『幸せになる長寿ごはん…

奈良東大寺の大仏の足元から見つかった太刀2振りの意外な事実

10月26日の新聞は、奈良東大寺の大仏の足元から100年前に見つかった太刀のX線調査で意外な事実が見つかった事を報じていました。 その調査で分かった事は、2振りの太刀のそれぞれに「陽劒」「陰劒」の象嵌がくっきりと施されていた事です。最近のこ…

ゴッホの種蒔く人、ミレーの種蒔く人

朝日新聞の10月27日夕刊にゴッホの「種まく人」の大きな絵画が載っていました。ミレーのあまりにも有名な「種まく人」の絵画を知っている私は、一瞬あれと思いました。ゴッホも同じ作品を描いていたのかと。 今年は彼の没後120年に当たるそうで、その…

森岡の南部鉄鍋料理と聖書のなべのたとえ

10月26日の朝日新聞夕刊に森岡の南部鉄器の事が紹介されていました。私たちには通称「南部鉄なべ」「南部鉄瓶」としてよく知れ渡っています。 その完成までに60工程を費やすという事ですから、売られているのは結構値段の高いものでしょう。 載っている…

地球温暖化による北極の気候や風の変化

10月25日のサイエンティフィック・アメリカンのサイトに、「“標準”が時代遅れになる新しい気候型への北極変動」という題の論文が載っていました。 元の論文はhttp://www.eenews.net/だそうですが、私たち素人にはアクセス出来ません。それで前者の紹介文…

父親の肥満が娘に影響するのか

10月21日のネイチャー誌電子版(英語)には『肥満の父親が娘の健康に影響を与える』という題の論文が載っていました。 現在生物学の分野では「エピジェネティック」(=後成的な)という言葉がよく使われるようになりました。http://www.nistep.go.jp/ach…

田沼靖一著『ヒトはどうして死ぬのか』を読む

田沼靖一氏の上記の本を読みました。『ヒトはどうして老いるのか』を読んでから8年ぶりになります。前著で初めて「ネクローシス」とか「アポトーシス」といった言葉を知りました。 今回田沼氏は最初の部分で「アポトーシス」という言葉の語源を教示してくれ…