ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大王製紙前会長の放蕩と罪

2011年11月23日の朝日新聞は、大王製紙の子会社に巨額の損害を与えたとして逮捕され、真相を追求されていた前会長井川意高容疑者が、詳しい供述を始めた事を報じていました。 ネット情報によりますと、大王製紙は東証1部上場企業で「紙に関してはあ…

オウム真理教の林被告の号泣は本物か

オウム真理教の一連の裁判が終結に近づいているそうで、朝日新聞の夕刊ではここのところ裁判に関与した人々の事を連日報じています(*下書きの時点)。 11月16日は地下鉄サリン事件の実行者の一人でありながら、裁判前に全てを自白し、その全容解明に寄…

元官僚古賀茂明氏の書いた『日本中枢の崩壊』を読んで感じた事

経済産業省の元官僚古賀茂明氏が仕事を与えてもらえず、退職したのはごく最近の事です。「良識派」で自ら「絶滅危惧種」と呼ぶ氏は、省内で少数のモノ申す官僚として、政府や他の官僚たちの隠微ないじめや圧力に屈する事なく、国家公務員制度改革推進本部に…

視覚障害者用に開発されつつある新装置「キネクシージア」

2011年11月17日のサイエンティフィック・アメリカン誌電子版は、「ベルトは障害物の危険を視覚障害者に警告する」という題で、ペンシルベニア大学の2人の学生が開発しつつある新しい装置「キネクシージア」の事を紹介していました。 2010年マイ…

斉藤貴男著『強いられる死 自殺者三万人超の実相』を読んで

図書館で上記の本を借りて読みました。自殺志願者を救うという事も私の大事な関心事の一つだからです。 自殺者数が毎年3万人を越えていますが、それは1998年に始まりました。それも一挙に8,742人の増加となってです。それは何故か? 斉藤さんは「…

テキサスで壊滅的被害をもたらした干ばつ

2011年10月30日のニューヨークタイムズ紙電子版に、「テキサスの壊滅的な干ばつは、グローバル経済に波紋を起こしている」といった題の記事がありました。ロンドン大学の作成した干ばつ地図では、東アフリカ、カナダ、フランス、英国などが挙げられ…

西宮の自宅を売り払って名器ストラディバリウスを購入した辻久子さん

2011年11月10日の朝日新聞夕刊のコラム「人生の贈りもの」では、バイオリニスト辻久子さんが登場し、この日で4回目になります。 私は辻さんの名前は知っていても、その演奏を聴く機会はありませんでした。その演奏を高く評価したダビッド・オイスト…

松戸市剪定枝処分に窮する

新聞報道でおなじみのように、私の住む松戸市は福島原発事故での放射性物質の「ホットスポット」になっています。児童が遊ぶ公園などかなりのセシウム汚染があります。 そもそもの発端は中部大学武田邦彦教授のホームページ(http://takedanet.com/2011/05/p…

もう一人の予言者槌田劭(=つちだたかし)氏

iireiさん(http://d.hatena.ne.jp/iirei/)から勧められた槌田劭(=つちだたかし)氏の著作ですが、図書館には『地球をこわさない生き方の本』と『脱原発・共生への道』の2冊だけあったので、それを借りて読みました。驚くばかりの「先見性」を持った方で…

アンドルーー・ワイルの「より幸福な生活を送るための10の方法」を読んで

2011年11月9日のハフポスト電子版(英文)に、上記の論文が掲載されました。アンドルー・ワイル氏は米国の著名な健康医学の研究者で、長らくハーヴァード大学の教官を勤めた後、現在はワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営しています(http://ww…

ミャンマーの女性活動家アウン・サン・スーチーさん

1991年にノーベル平和賞を受賞したミャンマーの女性で、非暴力民主化運動の指導者アウン・サン・スーチーさんが政党参加し、発言力が増しそうなニュースが、10月30日の朝日新聞に載っていました。次いで11月11日にも関連する記事がありました。 …

スティーブ・ジョブズと信仰の問題

2011年10月29日の創造論サイトAiGの「注目すべきニュース」では、最近すい臓がんで亡くなったアップルのスティーブ・ジョブズの信仰はどうだったのかという問題に迫っています。前回そこの従業員問題で、彼の光と影の部分のうちの影に触れました…

山岡俊介著『福島第一原発潜入記』を読んで

上記の本を図書館で借りて読みました、福島原発事故から約3ヶ月後、著者はもう一人の同行者と共に高い放射能数値を示している原発事故現場に潜入し、その様子をなまなましく私たちに伝えてくれました。あとがきでも述べているように、燃料としてプルトニウ…

哲学者森岡正博氏の考える孤独と聖書の孤独

2011年10月31日の朝日新聞「こころ」の欄では、「生きるレッスン」との題で哲学者の森岡正博氏が担当し、月一回くらいのペースで語っています。 私は特に森岡氏の思想に反対ではないので、いつも読んでおり、このブログでも感想を述べています。ただ…

見張り所(ウオッチタワー)の監視役不能と企業統治

2011年11月10日の朝日新聞「耕論」欄では、「会社はだれのものか」という題で、3人の方々が発言しています。ニコラス・ベネシュ氏(公益社団法人『会社役員育成機構』代表理事)、田村達也氏(グローバル経営研究所社長)、元榮太一郎氏(弁護士)…

鎌田實・大平光代共著『くらべない生き方』を読んで

図書館で上記の本を借りて読みました。二人の対談で第1話から第10話までほのぼのとする対話が繰り広げられています。競争社会で疲れ果てている人々には是非お勧めといったところです。150ページですから直ぐ読めます。 各章毎に「珠玉の言葉」が多く見…

オリンパス工業の不祥事と聖書

オリンパス工業と言えば昔は一眼レフのカメラでよく知られていましたが、今は特に内視鏡の器具で世界の実に7割を占めているそうで、その事は知りませんでした。ですから今度の一連の不祥事については、日本より世界の方が厳しい論調で連日報道しています(…

皮膚などの免疫系調停役としてのランゲルハンス細胞の働き

2011年10月17日のサイエンスデイリサイト(英文)に、「皮膚における免疫系調停役の発見」と題した論文の紹介記事がありました。元になっているのは、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に載っています。 私たちの身体には約60兆個の細胞がありま…

原発と一神教との類似について

既にブログの書評で取り上げた『大津波と原発』の中で、もう一つ考えさせられた重要な事があります。鼎談での発端となる発言は、「原子力と『神』」の章においてやはり中沢新一氏がしています。 まず中沢氏はヴァラニャック著『エネルギーの征服』を引用し、…

TPP交渉圧力

既に管首相の時からTPP(環太平洋経済連携協定)加入交渉に向けて地ならしが始まったと思いますが、これは米国や日本の役人の言いなりになっている現野田首相には、相当な交渉圧力となっています。 実はTPPについて前から出ていた本を何冊か読んで勉強…

『大津波と原発』を読んで

上記の本を図書館で借りて読みました。ブログでよく出て来る内田樹氏と平川克美氏の息の合ったコンビに、今回は人類学者で面白い発想をする中沢新一氏が加わっての鼎談となりました。本のページ数は120ページほどで薄いのですが、中身は濃くていろいろ教…

哲学者中島義道が言うように本当に『人生に生きる価値はない』のか

この非常に「くせのある」哲学者の本は、『うるさい日本の私』以来読む気がせず、というより読んでいる時間がもったいない為、ずっと借りないで来ました。しかし新潮文庫に『人生に生きる価値はない』という題のものが上梓された為、中島氏の与える影響が大…

簡素な生活様式への変更で平均寿命を10年以上も伸ばす事が出来る

2011年10月21日のサイエンスデイリサイト(英文)で、カナダの心臓内科医クライド・ヤンシー博士が、上記の題で研究成果を披露していました。 これはカナダでの研究内容です。健康管理計画により、最良の健康状態を保持する可能性が出れば、平均寿命…

DNAの塩基配列決定は完全でなく、その過程で少なからぬ汚染がある

仕事が忙しかった2月に重要な論文を見逃していました。コネティカット大学のマーク・ロンゴ大学院生、マイケル・オニール準教授、レイチェル・オニール準教授による「霊長類でないもののゲノムデータベースで確認された人間DNAによるたくさんの汚染」と…

発掘で見つかった2メートル70センチの深さの落とし穴

10月27日から松戸市北小金の遺跡調査に加わりました。かつて大きな貝塚があって既に調査済みです。今回は本土寺の駐車場を壊してそこに介護施設を作る予定があり、事前の調査となりました。 昔は人力で表土剥ぎから始めたものでしたが、今はユンボが遺跡…

不治の病に冒されたスーザン・ソンタグの壮絶な闘病

最近スーザン・ソンタグの名著『隠喩としての病』を読み返していた時、息子のデイヴィッド・リーフがスーザンのそばに最後まで寄り添い、その闘病の一部始終を書いた本『死の海を泳いで』を知り、図書館で借りて読みました。 私は職業柄いかにして平安な死を…

カダフィ大佐の埋葬

2011年10月26日のタイム誌電子版(英語サイト)に、「なぜカダフィの墓は秘密なのか」といった題の記事がありました。 リビアの内戦で最後まで抵抗したカダフィは、拠点シルトが陥落した後、最後に隠れた場所から引き出され、カメラの映像では詳しい…

定年後にやるべき事がない

2011年10月22日の朝日新聞「悩みのるつぼ」欄で、59歳の会社員が来年定年になったら何もすることがない、どうしたら良いのかという助言を、経済学者の金子勝氏に求めていました。金子氏は経済学の基本を新書に多く書いていますが、どれも比較的分か…

森林伐採、木を植えた男女と将来の御国

熱帯林は地球全体のおよそ7パーセントを占めるだけだそうですが、そこには世界のあらゆる種(聖書の用語では種類)の約半分が生息しているそうです(2007年3月30日の時点でのナサ情報http://earthobservatory.nasa.gov/Features/Deforestation/)。 …