ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

浜田晋著『老いるについて』を読む

図書館で浜田晋氏の『老いるについて』を借りて読みました。いろいろ考えさせる箇所が随所にありました。読んでよかったと思いました。 浜田氏は1926年生まれ、東北大学医学部出身で、都立松沢病院などでの勤務を経て、1974年に東京上野で浜田クリニ…

ヒョウのまだらと聖書

サイエンスデイリ(英語)のサイトでは、10月21日英国ブリストル大学の研究者たちがヒョウ、クロヒョウ、チータ、トラ、ヤマネコなどの身体の模様に関わる進化論的研究成果を発表していました。元の論文はProceedings of The Royal Socety B …

梅棹忠夫著『文明の生態史観』を再読する

今年7月亡くなった梅棹忠夫氏に関連して思い出した代表的著書『文明の生態史観』を再読して見ました。私はその題のかっこよさに惹かれてハードカバーの本を買ったように記憶しています。ところがその当時はあまりよく読みませんでした。引越しを重ねるうち…

がんは全く人為的なものであるとの科学者たちの説

米国フィズオルグのサイト(英文)では、10月15日に「科学者たちはがんが全く人為的なものであるという事を示唆している」という題の論文が載っていました。 マンチェスター大学の研究者たちは、今回エジプトのミイラを詳細に調べました。その数何と数百…

日垣隆著『いい加減にしろよ(笑)』を読む

図書館で上記の本を借りて読みました。書かれている内容については、賛同しかねる箇所もありますが、この本は(笑)とわざわざ添えてありながら、結構真面目なものです。 特に印象に残ったのは、第一章「占い師鑑定」で、かの妖しき大殺界の女王細木数子に日…

人は二つのものに兼ね仕える事は出来ません

10月15日の新聞は、柔道界で一世を風靡した谷亮子さんが引退して、政治家としての仕事に専念する事を大きく報じていました。 ヤワラチャンの愛称で親しまれた谷亮子さんは、高校生の時から柔道でならしていましたが、五輪競技では1992年のバルセロナ…

井戸から酒が出たという伝説のある町と、水をぶどう酒に変えられた方

19月14日の新聞に面白い話が載っていました。「途中下車しませんか」というコラムで、JR千葉県酒々井駅の事が紹介されていました。 実は酒々井にJRの駅があるとは知りませんでした。かつて茨城に居た時、神奈川に行く日は東関東自動車道を利用してお…

闇の底で繋がる貧困と自殺

岩波ブックレットシリーズから、清水康之・湯浅誠共著『闇の中に光を見いだす』を図書館で借りて読みました。 清水氏は自殺問題の専門家であり、湯浅氏は貧困問題に精力的に取り組んでいます。両者共にばりばりの活動家です。 この60ページほどの小冊子で…

夏の猛暑による野菜の打撃、太陽黒点活動の異常

このところばかに野菜それも緑色野菜が品薄であるうえに、値段が途方も無く高いと感じていましたが、朝日の10月13日号でも野菜の品薄で、外食産業が打撃を受けている事を報じていました。 この野菜の品薄で影響を受けているのは、外食産業だけではありま…

東西ドイツの統一から20年=歴史的成功、イスラエルはどうだったか

10月13日の朝日社説は、東西ドイツが1990年10月に統一されてから20年経過した事を報じていました。 皆様ご承知のように、ドイツは1934年ヒットラーが総統になってから、ナチス党による一党独裁政治を行ない、1939年にポーランドに侵攻、…

信濃毎日新聞社文化部『大切な人をどう看取るのか 終末期医療とグリーフケア』を読む

図書館から上記の本を借りて読みました。職業柄上記の類の本はわりに読んでいますが、今回この本の中でああそうだろうなと思った事がありました。 それは200ページの中の30ページ以上を占める第二章です。目次には「食べること、生きることー胃ろうの選…

東大医科研の被験者や他の関係者軽視と聖書の諺

10月15日の新聞は、東大医科研のがん治療ワクチン臨床試験を巡る不適切な措置を一面記事ですっぱ抜いていました。 何が不適切だったのでしょうか。それは医科研が開発したペプチドワクチン(勿論未承認)の効果を試す為の臨床試験(治験)で、がん患者で…

ハンガリーで生じた赤い汚泥流

10月4日ハンガリー西部のデベチェルという所にあるボーキサイト精錬工場において、その過程で出た廃棄物を溜める貯水池が決壊し、汚泥流が近くの3つの村に流れ込みました。その面積は800〜1000ヘクタール(1ヘクタールは1万平方メートル)ほど…

チリの鉱山の地底から引き上げられて助かった炭鉱夫たちの喜びと聖書

10月13日の夕刊は、チリの鋼材落盤事故で地下700メートルの所に閉じ込められていた作業員33人のうちの1人がまず無事引き上げられた事を報じていました。そして14日の夕刊では33人全員無事救出された事が書かれていました。 私はテレビがないの…

中国の獄中でノーベル賞を受賞した作家と聖書

10月9日の新聞は、ノーベル平和賞が中国の人権活動家兼作家である劉暁波氏に与えられた事を報じていました。 それが特異であるのは、劉氏がその活動の為懲役11年の実刑判決を受け、今なお獄中にあるからです。当然中国当局は反発して、ノーベル賞委員会…

難病「後腹膜平滑筋肉腫」と戦う吉野ゆりえさん

朝日夕刊ニッポン人脈記「がん その先へ」シリーズの第三回を読みました。そこに登場している主要な人物は吉野ゆりえさんです。 新聞や彼女のブログサイトを見ますと、大分県出身で筑波大学在学中にミス日本となり、また競技ダンスのプロともなりました。卒…

ノーベル化学賞受賞の業績「パラジウム触媒クロスカップリング」と聖書の「触媒」

2010年10月7日の新聞では、今年のノーベル化学賞受賞者に、普通の状態ではなかなか炭素同士が結び付かない中、パラジウムを触媒に効率よく好きな場所で繋げる事の出来る、「クロスカップリング」という方法を編み出した3人の研究者たちが選ばれた事…

恐竜も造られた時は人と平和に共存していた

10月7日のフィズオルグ(米国科学サイト)には、「新化石は恐竜が結局そんなに獰猛ではなかった事を示唆している」という題の論文が出ていました。 テキサス大学古生物学教授のティム・ロウ氏とその共同研究者たちは、アリゾナで新たに発見された恐竜の事…

池田清彦著『オスは生きてるムダなのか』を読む

図書館から生物学者池田さんの『オスは生きてるムダなのか』という進化論的生物学の本を読みました。こうした本は進化論支持の朝日新聞がすぐ書評を載せます。 かなり刺激的な題ですが、池田さんはオスの駄目さ加減をこれでもか、これでもかと挙げながら、多…

レンガに羊毛を混ぜて強化する新方法と聖書

米国のフィズオルグという科学のサイトを楽しんで見ていますが、10月6日に「羊毛と共に作られたれんが」という題の論文が載りました。 スペインと英国の研究者たちは、れんが作りに使う粘土材料に羊毛の繊維を加え、さらにそれをアルギン酸(塩)<海藻に…

タバコ値上げで喫煙者がもっと減るように

2010年10月からタバコが値上げされました。1箱300円が400円以上だそうです。1日1箱吸う人なら、1ヶ月で12,000円以上、この不況下かなり家計に響く事でしょう。 しかしこれは朗報です。それによって喫煙者の数は相当減るでしょうし、公…

なぜノーベル医学生理学賞が倫理的に問題ある体外受精技術を生開発した研究者に与えられたのか

今年のノーベル医学生理学賞は英国の名門ケンブリッジ大学名誉教授のロバート・エドワーズ氏に与えられました。しかしその受賞理由は何と「体外受精技術の開発」でした。 結婚した夫婦が、どちらかの原因で「不妊」の為に子どもが出来ないという問題は、聖書…

生物多様性、生態系、聖書からの教え

井田徹治著『生物多様性とは何か』を読みました。 第1章のはじめからショッキングな事例が出て来ます。インドのある国立公園で広く生息するベンガルハゲワシが、人間の営利的な活動により絶滅寸前になったという記事です。ハゲワシは動物の腐食した死骸など…

新発見の赤色矮星グリーズ581の周りを公転している惑星と聖書

9月30日のフィズオルグ(英語)のサイトでは、「科学者たちは地球の近くに居住可能な惑星を発見した」という題で、その惑星の事を紹介しています。それは他のサイトでも次々紹介され、朝日でも10月1日に報じられています。 カリフォルニア大学サンタク…

女優故夏目雅子さんの苦悩と聖書の勧め

朝日新聞夕刊は10月1日からニッポン人脈記で「がん その先へ」というシリーズに入りました。 その第一回目では女優の故夏目雅子さんの事をその親族(兄、夫、そして2年前亡くなった母)が振り返っています。 夏目さんと言えば18歳で役者デビュー、最初…

小島寛之著『世界を読みとく数学入門』を読む

図書館で上記の本を借りて読みました。数学は昔から好きでありながら、高校時代勉強しなかったので、いわゆる受験数学は苦手(テクニックが要求され、限られた時間で解かなければならない為)でした。しかし上記の本は整数、分数、虚数などについて、不思議…

有明海の独特な柔らかい泥干潟と聖書で泥につかった被害者の例

朝日新聞9月30日の夕刊で有明海の現状が報じられています。 この欄に掲載されている写真ですが、佐賀県鹿島市で「体験干潟」というものを開催しており、全身泥だらけの母子と思われる二人が写っていました。 ムツゴロウで有名な有明海独特の軟らかい泥干…

細胞壁から核を密かに狙うHIVスパイと聖書のエリコの事例

9月29日のサイエンスデイリー(英語)のサイトに面白い記事がありました。「スパイをこっそり細胞の核に入れる」という題のものです。 米国デューク大学生体工学の研究者たちは、「分子スパイ」をこっそり使って細胞壁を通過させ、その核の中に滑り込ませ…

再度重要な証拠を改ざんした大阪地検特捜部の前田容疑者とその組織を考える

当然法に則り「正義」でなければならない検事が証拠を改ざんする、或いは捏造する、しかもそこに権力が伴い、被疑者は皆有罪とされ、ある人は死刑に、ある人は懲役にといった事が平然と行なわれるなら、その検事を含めた検察組織は「ちんぴらやくざ」と同じ…

中川恵一氏の『がんのひみつ』に続き、『死を忘れた日本人』を読む

5月29日のブログで東大医学部放射線科准教授中川恵一氏の『がんのひみつ』を取り上げましたが、今回新たに近刊の『死を忘れた日本人』を読みました。 ところが何だか読みにくいです。どうしてかと考えて見たら、左ページの端にポイントいくつとあって、そ…