ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

神崎隆洋著『続いい家は無垢の木と漆喰で建てる』を読んで

神埼氏の上記の本の最初のものは、新聞等でよく宣伝されており、これから家を建てようとする人々には大いに参考になった事でしょう。その続編であるこの本も無垢の木と集成材との比較、断熱材と断熱工法、シックハウスの問題など、実験を重ねて結果を丁寧に…

鳥の子孫は恐竜なのか

2月11日の朝日新聞は、東北大学の田村宏治教授らの研究により、発生学上鳥の指が位置的に恐竜のそれと同じになるから、「鳥の祖先やっぱり恐竜」という大見出しの下、「起源論争に終止符」がついた、と記事に記しています。進化論のニュースを大々的に載…

地震に弱い砂地盤

地震に伴う液状化現象というものが注目を集めるようになったのは、1964年の新潟地震以後でしょう。あの時信濃川左岸に近い鉄筋コンクリート造り4階の県営アパートが横倒しになった写真を新聞で見て、忘れる事が出来ませんでした。重い建物が地震波で破…

凍結防止剤、融雪剤としての食塩の効用と聖書の塩

今年は地域的な偏りがあるものの、豪雪となっているところが多く除雪作業が大変ですが、2月12日の新聞では降雪の時の凍結防止剤、融雪剤としての食塩の効用を紹介していました。 それによりますと、夜間に冷えて道路がカチンカチンになると滑ったりして、…

葬儀のお布施、リベートと教会の葬儀

2月11日の朝日新聞は「お布施からリベート」という題で、僧侶から葬儀業者にその一部をリベートとして渡している仕組みを紹介していました。 仏教の葬儀に出ますと、僧侶が読経して退出する時、遺族側からお布施と称してお金を幾ばくか包んで渡す場面が必…

ウイルスに感染したリーシュマニアが協力して免疫細胞を破壊する

2月11日のフィズオルグサイト(英文)では、「ウイルスと宿主が結託して人間への害を増加させる」という題の論文を紹介していました。雑誌サイエンスにスイスのローザンヌ大学とセントルイスのワシントン大学の研究者たちが共同で執筆しています。 リーシ…

医者の白衣「着替えは週1回が過半数というネット調査結果

2月9日の朝日新聞に医師白衣「着替えは週1」過半数という題(副題:ネット調査「毎日」は5%のみ)の紹介記事が載っていました。 かつて某県で伝道していた時、お世話になっていたクリニックの早朝掃除のパートをしていた事があります。その時いつもドク…

早期乳がんのリンパ節切除は、生存率を向上させない

2月10日の朝日新聞に上記の題で、米国ジョン・ウエインがん研究所などの研究成果(米国医師会誌)が紹介されていました。それはニューヨーク・タイムズやPBS放送などでも論評が載っています。 100年にもわたり外科医たちは乳がんがリンパ節に転移し…

米国飲料水のアメーバ汚染と本当に汚れていない水

1月28日のサイエンスナウ電子版(英語)では、「飲料水のアメーバ、二重の脅威」という題で、学術専門誌「環境科学 と技術」の論文が紹介されていました。 それによりますと、研究者たちは18カ国で行なわれた26の研究データを分析しました。すると飲…

妻に先立たれたある信徒の証

2011年2月7日の夕刊には両親が牧師で、写真家兼ジャーナリストの桃井和馬さんが登場し、最愛の妻を亡くしその間味わった苦悩について、記者のインタヴューを受けていました。 桃井さん自身17才の時「洗礼」(*バプテストの場合は浸礼と言います。こ…

上杉隆著『ジャーナリズム崩壊』を読んで思ったこと

上杉隆氏の上記の本を読みました。氏は私も毎日見ているニューヨーク・タイムズの記者生活が長かった人です。改めてこの新聞社の積極的な姿勢や記者たちの記名入りの記事に対する誇りというものを知りました。 それが日本のジャーナリズムとなるとどうでしょ…

宮台真司著『日本の難点』を読んで

宮台真司氏は気鋭の社会学者です。以前初期の書物を読んだ事がありますが、最近2009年に出版された『日本の難点』は多少とも話題になったもので、図書館にて借りて読みました。 読後感としては非常に読みにくかったです。宮台氏が「衒学的」だからでしょ…

軍を掌握しなかなか退陣しないエジプト大統領と聖書例

エジプトを約30年強権統治して来たムバラク大統領の政策に反対する民衆の激しい暴動が続いています。 既に次期大統領選挙に出馬しない事を表明しているムバラクですが、強気の姿勢を崩さずにいるのは、要の軍を掌握しているという認識があるからです。 民…

B型肝炎救済と所得増税の不公平と聖書の教え

私は食道の血管裂傷で大量出血し、輸血が必要となって、主に妹の友人たちから献血してもらい、かろうじて命を長らえた経験があります。 その友人の中か、病院に在庫があったものの点滴によってか分かりませんが、残念ながらそれらの血液の中にC型肝炎ウイル…

比較的健康な食品の摂取こそ長生き、霊的な糧の摂取は永遠のいのち

昨年12月23日のサイエンスデイリサイト(英語)は、「より良い健康食品を食べる事は、比較的長く生きる事である」という題の論文要旨を載せています。元の論文はアメリカダイエット協会誌(http://www.adajournal.org/)に載ったものです。 研究者たちは…

エヴェレストに登る動機

昨年12月22日のサイエンスデイリーサイトでは、「エヴェレスト山に登る事:気高い冒険か利己的な追求か」といった題で、消費者研究誌(英文)の短い記事を紹介しています。 エヴェレスト登頂を目指す冒険家は、5万ドル(1ドル=80円とすれば400万…

スズメの「少子化」、守るのは親鳥だけでない

2011年1月16日の天声人語では、様々な鳥の話題を引用しつつ、親に虐待されている人間の子の事にちょっぴり言及していました。 その中では特に最近のスズメの「少子化」が取り上げられています。岩手医大の研究で「スズメに一人っ子が増えている」そう…

らい病(=ハンセン氏病)で隔離された経験のある人と聖書の皮膚病

2011年1月28日の朝日新聞夕刊では、ハンセン病にかかり、強制隔離された二人の人の事を取り上げていました。 ハンセン氏病はらい菌による慢性の感染症ですが、その感染力は弱いと言われています。でも長らく有効な薬が開発されず、不治の病として人々…

オリーブ油の効果に関わる新発見

米国神経化学誌1月19日号には、最高級のオリーブ油は口ではなく、喉でその味を感じるという事に関する研究論文が載っていました。 この油を飲むと、舌で辛味を感じる唐辛子の成分カプサイシンなどとは異なり、喉でピリピリとした刺激を感じるそうです。サ…

大英博物館の「死後への旅 古代エジプト死者の書」展と聖書の主張

2011年1月26日の朝日新聞海外通信では、英国ロンドンにある大英博物館で行なわれている「死後への旅 古代エジプト死者の書」展が紹介されていました。 それによりますと、「人は死後、どこへ行くのか。人類永遠の問いを、古代エジプト人がどう考えていたのか…

八百長相撲と聖書における競技者のルール

昔テレビがあった頃NHKでよく相撲番組を見ていましたが、力士同士の戦いは全力を尽くし、反則などないものと信じていました。 最近はテレビもないし、久しく観戦した事がなかったので、2月3日の新聞を見て、そこに八百長があったという疑惑で13力士の…

新燃岳噴火の恐怖と聖書の神

2011年1月26日鹿児島、宮崎県境にある霧島山系の新燃岳が噴火しました。写真は東大地震研究所から。 この規模のものは今から52年前に起きたそうですが、江戸時代の1716年にもその記録があるそうです。 今回の爆発は写真でも分かる通り、噴煙が…

アルフォンス・デーケン著『死とどう向き合うか』を読み改めて思う事

アルフォンス・デーケン氏はドイツ生まれ、1959年に日本に来て上智大学で長らく死生学の講義を続け、現在はその大学の名誉教授となっています。 カトリックのイエズス会司祭という点では若干異なるものの、上記の死生学集大成としての書は、信徒・未信徒…

合田一道『幕末維新・群像の死に際』より水戸天狗党の処分の仕方を考える

水戸天狗党は1864年に筑波山で挙兵しました。水戸藩尊攘派として良く知られています。その首領が武田耕雲斎です。 党の千人ほどの武士たちが茨城の大子町で集結し、上洛して一橋慶喜を通し朝廷に尊皇攘夷の志を訴えるべく、中山道を進んで行きました。 …

たばこのタール沈殿物多環芳香族炭化水素にベンゼン環のフェナントレンを加えると数十分でDNA損傷

1月23日のフィズオルグサイトは、「厳しい警告:喫煙は吸入後数十分で遺伝子を損傷する」という題で、米国化学会発行のジャーナルの論文要旨を載せていました。 喫煙はもはや吸う人のみならず、受動喫煙となってしまう人をも傷つけるという点では自明の事…

建築家磯崎新氏のノアの方舟論への反駁

2011年1月23日朝日新聞の書評欄には、「地図にない国、本ではない『本』」という題で、建築家の磯崎新氏が書いています。 氏はイラク北部のクルド自治区に旅しています。その目的地はキルクーク。現地視察中に氏はクルディスタンの地図を見つけました…

佐原真著『考古学千夜一夜」に収められている「戦争と平和」批判

図書館から上記の本を借りて読みました。佐原氏は大阪外大から京大大学院で考古学を修めたという異色の人で、2002年70歳で他界しました。 考古学に対して独特な見解をとった人で、上記のエッセイにもそれが遺憾なく発揮されています。読んでいて分かり…