ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

恐竜も造られた時は人と平和に共存していた

 10月7日のフィズオルグ(米国科学サイト)には、「新化石は恐竜が結局そんなに獰猛ではなかった事を示唆している」という題の論文が出ていました。
 テキサス大学古生物学教授のティム・ロウ氏とその共同研究者たちは、アリゾナで新たに発見された恐竜の事を述べています。
 1997年に発見され、3年に及ぶ調査で明らかにされたサラサウルス(サラ・バトラーという人を称えて名付けられました)という恐竜は、ジュラ紀初期(およそ1億9千万年前と出ています)に生息しており、身長14フィート、体重250ポンドだったと推定されています。それは歴史上では地上最大だと言われている草食恐竜サウロポッドと密接な関連のある祖先恐竜だったそうです。
 これまでの公式的見解では、恐竜は現在の南米にあたる地域で生まれ、利口で強力だった為、瞬く間に世界中に広がって行き、他の動物たちを圧倒してしまったという事になっています。
 しかし研究者たちはこの考え方を変えました。
 三畳紀末期に恐竜に匹敵するような動物たちが絶滅した後、サラサウルスらは北米にものっそりと移動して行きました。彼らは「地味で日和見主義者」だったので、その機に乗じたというわけです。てごわい相手がいなくなってしまったので、内心「しめた!」と思ったのかもしれません!?
 サラサウルスの身体的特徴は他の巨大な動物たちと同じようでした。その大腿骨は長く柱のようにまっすぐでしたが、それでも人間の大腿骨よりそれほど大きくはなかったと推測されています。手も大きな爪がありながら、人間の手より小さかったとあります。ですから最初小さく、次第に巨大なものに「進化」していったとの事です。それはそれは極めて不思議な恐竜だったようです。
 勿論他の古生物学者たちは、ロウ氏の見解で「恐ろしい龍」としての恐竜像を変える事はないかも知れません。
 しかし聖書を見れば、おとなしく臆病な恐竜は容易に想像出来るのです。
 他のブログでも既に書きましたが、恐竜たちは創造週の第五日目と第六日目に造られ、神は「食物として、すべての緑の草を与える」(創世1:30)と言われました。最初恐竜も草食だったのです。しかも人間がそれらを「支配」していたのです(同1:28)。ノアの洪水時には、箱舟の中にそうした恐竜の代表的なものが、雄と雌で入りました。大半のものはその後の洪水で絶滅してしまいましたが(それらが世界各地の恐竜化石です)、箱舟に乗った恐竜は生き残り、人間堕落後の新世界で「闊歩」していた事でしょう。ちょっと獰猛になって。
 ですから世界の各地で洪水伝説と共に、「竜」を見たという話も伝わっているのです。イギリスのネス湖に生息していると言われるネッシーなどは、洪水を生き延びた海の恐竜の子孫なのかも知れません。
 いずれにせよ、この論文の題にもある通り、初期の恐竜は決して獰猛ではなく、人間と平和に共存していたと思われます。