ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

新幹線パンタグラフの単純ミスによる大破と聖書からの警告

 足の静脈瘤の為車の運転を諦め、週の3日は電車で勤め先まで通う事になりました。勿論それ以外の日でも遠出は全て電車です。
 駅のホームで待っていますと、特急電車が通過しますが、その洗練された形に惹かれて少し勉強しようと、講談社ブルーバックスの『新世代鉄道の技術』(川辺謙一著)を買って読みました。
 そこでは最新のいろいろな技術が紹介されていますが、特にリニアモーターカーの構造と、新幹線車両の改良されたパンタグラフのイラストに興味を抱きました。
 それらを実際見ながら勉強しようとしていたところ、1月29日東京発名古屋行き新幹線が事故を起こし、15万近くの人々が影響を受けた記事が新聞に出ました。原因が架線切れによる停電の為と書かれていた為、その詳細な事故原因の究明が待たれていました。
 2月2日の朝刊でそれがパンタグラフの整備ミスによるものと分かりました。舟体と呼ばれる架線部分に触れる部品を枠組が支えているわけですが、そのつなぎをしているのが4本のステンレス製ボルトです。このボルトが全く付け忘れられていた為、舟体が外れて枠組が跳ね上がり、高圧電流の流れている架線を切ってしまい、停電になったというわけです。
 まさに整備員の単純な整備ミスでした。
 こうした部分は人手に頼らざるを得ないのですが、失敗が大事故を招く為、マニュアルがちゃんと出来ている筈にもかかわらず、手順通りになっていませんでした。
 そのようなミスを何度も見て来たのが東大名誉教授の畑村洋太郎氏です。この人が初めて「失敗学」という講義を始め、その元祖となりました。
 その氏が『失敗学の法則』という本の中で、「人間のやることに『完璧はない、人間の動くところには必ず失敗が起こる。これは失敗学の根本的な考え方です」と言っています。
 翻って聖書には人間とは対照的に「全知・全能の神」がおられます。詰まるところ人間はこの神に頼る他はありません。
 ところでこの完璧でない人間を新幹線車体構造のちっぽけな部分、つまり今回の事故となったボルトのようなものに譬えられるとしたら、それは「舌」という小さな器官でしょうか。
 ヤコブはその手紙3章4−6節でこんな事を言っています。「また、船を見なさい。あのように大きな物が、強い風に押されているときでも、ごく小さなかじによって、かじを取る人の思いどおりの所へ持って行かれるのです。同様に、舌も小さな器官ですが、大きなことを言って誇るのです。ご覧なさい。あのように小さい火があのような大きい森を燃やします。
舌は火であり、不義の世界です。舌は私たちの器官の一つですが、からだ全体を汚し、人生の車輪を焼き、そしてゲヘナの火によって焼かれます」。
 そのように人間は舌を制御しないととんでもない事になり(今のあらゆるいじめが良い例です)、武器を使わずとも人を殺す事が出来ます。これが「罪」というものの恐ろしさです。今度の新幹線の事故でも、一つ間違えば、多くの人が死ぬ事になったでしょう。
 新聞では最近いじめで殺された高校生が非難され、殺した偏差値の高い高校生が礼賛されている記事がありました。こうした高校生たちは悔い改めて、その罪を赦す権威のある方、イエス・キリストを信じる事を生きている間にしない限り、上記ヤコブのことばの最後にあるように、死んだ後裁きを受けて、第二の死とも呼ばれるゲヘナ(地獄に相当)で永遠の苦しみの火で焼かれる事になるでしょう。
 直接手にかけなくても、心の中から沸き起こる悪い思いで人を苦しめている罪深いあなたへ。「主イエス・キリストを信じなさい」と厳粛に宣言しておきます。