ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

お気に入りのクラシック作曲家、曲名、主のみこころ

 4月10日の朝日新聞に「お気に入りのクラシック作曲家」という題で、そのランキングが示されていました。
 それによりますと、第一位がモーツアルト、第二位はショパン、第三位はベートーベン、第四位がチャイコフスキー、第五位がシューベルト、となっており、以下ドボルザーク、バッハ、ブラームス、ビバルディ、メンデルスゾーンと続きます。
 第一位のモーツアルトは癒し系で、当然と言えるでしょう。初めての手術室で無影燈を眺めながら漠然とした不安を抱えている人には、モーツアルトはかなり効果があるようです。でもレクイエムのような厳粛な曲もあります。
 そのレクイエムですが、これはカトリックの形式そのものを踏まえ、ラテン語で書かれています。ですからあくまで死者の為のもので、例えば奉献唱では「死せる信者の霊魂すべてを陰府の刑罰と深き淵より救いたまえ」という、カトリックの誤った教えがそのまま祈りの合唱として歌われます。
 第二位にショパンが入るとは思いもしませんでした。バッハあたりかなと思っていたからです。しかし好きな作曲家であり、ピアノソナタ第三番、チェロソナタ、ピアノ協奏曲など、とにかくピアノを用いた親しみやすい曲が多いからでしょう。しかし主だった宗教曲はありません。ピアノソナタ第二番の「葬送」などは教会の葬儀の時に使われるかも知れませんが。またネットによると、夜想曲などは夜間の礼拝時に使われたとあります。
 第三位のベートーベン。この人はあまりにも有名です。交響曲第五番「運命」第九番「合唱付き」を始め、あらゆるジャンルで覚えやすい名曲がぎっしりです。しかし荘厳ミサ曲という比較的変わった曲もあります。その歌詞を見ますと、同じラテン語ながら、第五楽章まで聖書に照らして教理的な誤りはありません。
 第四位のチャイコフスキーはその旋律の美しさから、多くのファンがいると思います。一度聞いた曲がそのまま頭に残るといった感じです。しかし彼にも宗教曲らしきものはありません。ピアノ三重奏曲「ある偉大な芸術家の生涯」などは、死者への哀悼としてはふさわしい曲でしょうか。
 第五位のシューベルトは、これまた美しい曲が多いです。31歳の若さで夭折したこの天才作曲家は、どの曲にもどこか寂しさを感じさせる箇所がありますが、宗教曲も数多く残しており、ミサ曲など非常に美しいです。彼は基本的にはプロテスタントに属しています。ですがこのミサ曲にはバプテスマによる救いといった、バプテストにとって誤りとされているものも歌詞に入っています。さらに「アヴェ・マリア」という大抵学校の音楽で習う曲も、マリアへの祈りというカトリック的な誤りもあります。
 そうした事を考えますと、第八位に入っているブラームスの「ドイツ・レクイエム」こそ、レクイエムという名がついていても、生ける者への慰めの為に聖書箇所から引用しており(残念ながら一箇所外典が入っていますが)、教会の葬儀では最もふさわしい曲であると信じています。
 ですから世が更新されても、主イエス・キリストを誉め称える曲は、甦った信徒たちにより、世々限りなく歌われると思われますが、上記のモーツアルトのレクイエムなどは、明らかに廃棄の対象となります。
 モーツアルト、ベートーベン、シューベルトといった人々が真の信仰を持っていたかどうか、天に召されてからでないと分かりませんが、罪の悔い改めと救い主イエス・キリストへの信仰さえあれば、天国に行っているので、私も召されたらそうした巨匠たちと会う事が出来るでしょう。「彼らは、新しい歌を歌って…」(黙示5:9)とありますから、きっと天においても、新しい賛美歌を作り続けているのではないかと想像したりして楽しくなります。