ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アイスランド火山噴火とその影響及びノアの洪水後の大氷河期

 4月16日にアイスランドで起きた火山噴火は、地球の大気圏のうち最下層の対流圏を抜け、成層圏(約10キロ〜50キロ)まで達したと言われています。その後は対流圏に戻ったそうですが、強い西風により火山灰が欧州を広く覆い、航空機に大きな影響を与えました。
 これが速やかに収まればよいのですが、火山灰などが成層圏に滞ると、太陽光をさえぎる事になり、その影響で地球の気温が下がります。今のところ1783年の噴火が最大で、欧州に冷夏をもたらしたそうです。しかしその低下といっても、せいぜい1度くらいだそうです。地球史で最大だったのは、スマトラ島トバ火山で、ネット情報によれば平均5度以上低下したそうです。
 では地球全体に及ぶ激変となったノアの洪水ではどうでしょうか。
プレートテクトニクス(=「地球の表層部{リソスフェア}がいくつかの硬い板{プレート}に分かれており、それらがほとんど変形することなしに相互に水平運動{球面上の回転}しているという考えに基づく理論=地学事典)の研究は1960年代の後半に活発になり、創造論科学者のジョン・バウムガードナー博士はそれを踏まえ、「激変プレートテクトニクス」という考え方をコンピューター研究により公表しています。
 それがノアの洪水の時期およびその後の時期に生じ、頻繁な火山活動により大量の火山灰が大気圏に吹き上げられ、地球の気温を相当低下させたものと推測されます。世の地質学では「更新世」(約180万年前〜1万年前)と呼ばれる時期における出来事で、氷河期に相当します。
 その時の火山活動がいかに激しかったかという事は、世界の各地に残っている「バソリス」(=露出面積が100平方キロメートル以上の大規模な花崗岩体=地学事典)によっても推測されます。
 しかし氷河形成の為には火山噴火だけでは足りず、複合的な考え方が既に示されています。創造論科学者のラリー・ヴァーディマン博士、マイケル・オアード博士らの研究によると、この激変プレートテクトニクス運動により、夏季の中・高緯度地方で海水温が急上昇し(*現在4度とすると、およそ30度くらいだそうです)、それが膨大な水分を蒸発させ、冷たい大陸に雨ではなく雪を降り注がせたのではないかとあります。おそらくそれも氷河期到来の一因でしょう。聖書ではこの時期の一回だけです。地質学の更新世はノアの洪水後の時期と読み替える必要があります。
 こうした大気の循環については、ヨブ記にも記されています。
 「神は水のしずくを引き上げ、それが神の霧となって雨をしたたらせる。雨雲がこれを降らせ、人の上に豊かに注ぐ」(ヨブ36:27−28)。
 ここで「豊かに」と訳されていますが、「たくさん」「多く」という意味でもあります。聖書の神はそうしたノアの洪水も念頭において、このみことばを書かれたのではないかと思われます。なぜならヨブ記は旧約でも最も古い書の一つで、ノアの洪水後幾ばくも経ないうちに書かれたと思われるからです。そこには雪や氷の事も言及されています。
 勿論大氷河期等は全て聖書のみことばからの推測で、それは世の地質学でも同じです。双方「信仰」によるものです。誰も見ていませんから。