ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

療養所付き温泉での癒しを行っている夫婦と心身の癒しを行われる主イエス・キリスト

 5月31日の新聞では有名な大分県湯布院で、診療所を併設した温泉旅館という新しい試みをした夫婦の事を紹介していました。
 その夫婦は木村さんという名前の方で、ご主人が内科医、奥様が看護師です。二人ともかつては大分県内の大病院などで一緒に働いていた経験を持っています。
 その時にがん患者や、家族の看病・介護に追われて疲れ切ってしまった人々を多く見て来たそうですが、残念ながらそうした人々の「癒し」の場がありませんでした。夫婦はその必要を覚え、まずご主人が大病院を辞めて、県内の複数の病院で非常勤勤務を行う事にし、最初は小規模ホスピスなどを考えたそうですが、いろいろ問題が生じて断念し、思いついたのが「診療所付き温泉旅館」というユニークな形の場でした。
 そして奥様がそこの「女将」で、ご主人が手伝い、必要とあれば宿にある診療所で対応し、来られた方々の疲れの癒しや健康状態のチェックを行っているようです。
 特に宣伝はしていませんが、口コミで評判が伝わっているというので、朝日の宣伝と共にこれからもそうした悩みを多く抱えた方々が、もっとこの療養所付き温泉を訪れる事になるでしょう。
 ところで現在の厳しい競争社会で、心を痛めている人々は多くいます。鬱になり自殺した人々の数も毎年連続3万人以上を更新しています。
 厳しい雇用状況で、職がなくホームレスになっている人々も増加しています。また過剰な労働で身体を壊し、入院して休んでも、退院したら会社のポストがなかったという人もいるでしょう。
 こうした人々の数はこれからも増える事があっても、経済体制がいわゆるセーフティネット(安全網としての生活保護他)や諸々の福祉を充実させない限り、減少する事はあり得ません。その意味でも上記のような新しいタイプの「癒しの場」がもっともっと増えて欲しいと思います。
 聖書ではどうでしょうか。
 まさに救い主イエス・キリストこそが多くの病んでいる人々の癒し主です。この主がそうした人々をご自分のところに招いておられます。
 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11:28)。
 この聖句を見ますと、心身共に病んでいる人々の身体と心の癒しは、まさにイエス・キリストのご職務、領分なのです。
 そしてイエスは実際に多くの病んでいる人々を癒して来られましたし、今でもそうです。
 「ちょうどそのころ、イエスは、多くの人々を病気と苦しみと悪霊からいやし、また多くの盲人を見えるようにされた」(ルカ7:21)。
 是非聖書を手にとって、この癒し主イエス・キリストを知って下さい。