ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

石油について

 英国BP社によるメキシコ湾の石油漏れ事故は、なかなかうまい解決策が見つからず、その汚染は日々拡大しています。米国系サイトのニュース番組を見ると、ほとんどその事ばかりといった感じです。
 その石油の起源ですが、一般に創造論者たちはそれが地下の強い褶曲を受けた堆積岩層で見つかる事と、その中に見つかる有機化合物の中にポルフィリン(植物のクロロフィル分解、動物の血液のヘモグロビンの分解により派生して出来たもの)が見つかる事から、ノアの洪水の激変(当時の世界の動植物を全滅させました)説を主張しています(*最近の研究では無機起源説もあります)。AiG(答えは創世記に)サイトのアンドリュー・スネリング博士が詳しく論じています。http://www.answersingenesis.org/articles/am/v2/n1/origin-of-oil
 そうした神の被造物の遺骸から生成された石油は、神に対する人間の背馳という「罪」の結果を示すものであり、それを再利用するのは今度の石油漏れ事故のように極めて有害です。一般の石油製品の人間に対する毒性という事も考えて見て下さい。
 そこで米国のベンチャー企業などはそのような化石燃料に頼らず、バイオマス(=再生可能なエネルギー源としての生物体量)からの生物燃料の開発に力を入れています。
 その一つがコースラ・ベンチャー企業の子会社キオール社による植物物質、特に材木の切り屑を利用しての石油精製です。
http://www.khoslaventures.com/khosla/cs_kior.html
 それだけではありません。真菌の一種であるグリオクラディウム・ロゼウムは、植物の細胞壁を構成するセルロースを分解してディーゼル燃料を作り出す事が分かりました。それは2008年の事でした。パタゴニア熱帯雨林の木の中から見つかりました。

http://www.livescience.com/environment/081104-fungus-fuel.html 
 それらについてはICR(創造研究所)のブライアン・トーマス氏も論じています。http://www.icr.org/article/5490/
 いずれにしても、石油は私たちの想像以上に速く形成されます。地質学での何百万年といった年代ではありません。トーマス氏はその中に実際半減期が5730年と言われている放射性炭素C−14も含まれている事を指摘しています。
 BP社の石油漏れ事故が速やかに解決され、新たな生物燃料への関心が高まる事を期待します。