ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

自然との心の通じ合いは神から

 ICR(米国創造研究所)のブライアン・トーマス氏が、Journal of Environmental Psychology (環境心理学誌)の最近の研究を紹介しています。http://www.icr.org/article/5491/
 ロチェスター大学心理学教授のリチャード・ライアン氏は執筆責任者で、他の共著者と共に研究内容を発表しました。
 この大学サイトでの題名は「自然の中で時を過ごすと、人々は普段よりもっと活気を感じる事が研究から分かる」となっています。
 そこでライアン教授の研究内容が要約されています。http://www.rochester.edu/news/show.php?id=3639
 ライアン教授は「自然は魂の燃料(=魂を煽るもの)です」と言っています。「私たちが消耗したと感じる時、しばしば一杯のコーヒーに手を伸ばしますが、もっと活気を得る為のより良い方法は、自然と繋がる事である、と研究は示唆しています」。
 まさにその通りです。私も食後三度の運動を兼ねた散歩で、サクラの木の植わっている川べりを見つめていると、なにやら良いアイデアが浮かんだりしますし、家に戻ればパソコンに向かう時、よしやるぞ!という気になります。ただコーヒーを沸かして飲み、ひとときを過ごすより、どれ程効果がある事でしょうか。
 そして自然に触れる事は、身体の病の回復にも寄与しています。満ち足りた状態がそれを促すのでしょう。
 ライアン教授は537人の大学生に応援を頼み、5つの異なる実験をしています。その詳しい内容は論文全体を読む機会がないので分かりかねますが、学生たちは自然の中にいた時だけでなく、そうした自然の中にいるというイメージを得ていた時だけでも、活気を感じたと話しているそうです。
 最も顕著な研究成果としては、僅か20分間でも戸外の自然に触れるだけで、活力をアップさせる事が確固たるものとなったという事実です。
 ですからマンションやオフィスなどのコンクリートに囲まれた中で生活したり、働いている時こそ、外に出て自然を味わうのが極めて重要だという事になります。都心にもちょっとした緑の多い自然が残っていますし、公園にも木々や草花が一杯です。
 トーマス氏はこうした自然との交わりで魂が賦活化されるのは、ただ人間だけである事を指摘しています。
 そして聖書の創世記2:15を引用しています。「神である主は、人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた」。
 最初の人間が創造された時、神は人をエデンの園に置かれました。そこは多種多様な木々や草花に満ち溢れていたでしょう。そして神は人に対してご自身との対話だけでなく、そうした自然との対話をも望まれたのです。しっかり園を管理させながら。
 そして最後にトーマス氏は、こうした自然との接触による魂の深い所での活気の獲得は、決して進化論の論理で解答を見出す事は出来ないと断言しています。
 この研究結果はむしろ「当然」かも知れませんが、私たちはたとえ20分でも戸外で自然に親しむ事の大切さを、多忙な世の中で忘れているのではないでしょうか。