ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2002年のテキサス大洪水による僅か3日での峡谷の形成とノアの洪水

 サイエンス・デイリー2010年6月20日の記事http://www.sciencedaily.com/releases/2010/06/100620155748.htmの題は「テキサスの大洪水:地球と火星における昔の大洪水の出来事への洞察」となっています。
 2002年の夏にテキサス中央部で1週間降り続いた激しい降雨による大洪水は6週間にも及び、谷の木や土壌を剥ぎ取り、地上から大きな石を引き抜き、岩盤に長さ2.2キロ、深さ7メートルの大峡谷を掘り抜きました。
 カリフォルニア工科大学のマイケル・ラムとテキサス州立大学のマーク・フォンスタッドの研究によると、その大峡谷は僅か3日間のうちに形成されたのです。
 グランド・キャニオンのような深い河川の峡谷に対する伝統的見解は、河川のゆっくりした定常の流れにより、数百万年もの期間をかけての岩石の浸食という、斉一論の考え方なのです。
 ところがこのテキサスの大洪水、そしてNASA提供の写真に写っている網目状に広がる大峡谷などは、激変的な洪水によるらしいという見解が出されました。そしてこの大洪水の期間に大規模な侵食作用が生じているわけです。ラム氏はそれがたった3日間で形成された事に驚きを隠していません。
 ラム氏とフォンスタッド氏は、これまでの経験的なモデル、即ち洪水による土壌、岩石、他の岩屑の運搬能力を再検討し、大峡谷侵食の速度があまりに急激で、その速度は洪水が運搬する沈積物の量にのみ限られるという分析結果を出しました。侵食は下に横たわる岩石の破壊と磨り減りの速度によって限定されるというモデルとは対照的でした。
 彼らは現在新たなモデルを作成中ですが、この洪水は実際の観察によって形成可能となった貴重な例となりました。
 以下は www.nationalgeographic.co.jp/new...10041506にあった火星の水によると思われる深い「溝」(=峡谷?)の写真です。

 創造論者の間でも、実際現在の過程で生じたこうした大洪水は、聖書にある「ノアの大洪水」の激変作用を推測させる恰好の例です。
 今からおよそ4500年前、地球全体を覆うノアの大洪水が生じました。「大洪水が、四十日間、地の上にあった。水かさが増していき…水は、いよいよ地の上に増し加わり、天の下にあるどの高い山々も、すべておおわれた…水は、百五十日間、地の上にふえ続けた」(創世7:17−19,24)。
 こうして現在の科学は少しずつ聖書の大激変を傍証し続けています。
 私たちがこうした激変を通過して永遠のいのちに至るためには、「救い主イエス・キリストの箱舟」に乗るほかありません。