ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

英国における78万年前の人間の遺跡・遺物なのか

 ネイチャー誌2010年7月7日の電子版に発表された、英国東部イースト・アングリアのハッピズバーグ遺跡では、数十点のフリント石器とマンモスの歯の一部がそのサイトに掲載されています(http://www.nature.com/news/2010/100707/full/news.2010.338.html)。
 そのうちのフリントの石器については、3D画像も示されており、遺跡のビデオが公開されています。研究者たちが英語で解説しています。(http://www.nature.com/nature/videoarchive/thefirstbritons/index.html)。海が迫っている美しい遺跡です。
 それを見ますと、フリント(*堆積岩で、日本ではチャートで知られているものの一種です)製の石は、確かに人による加工がされていて鋭いものとなっています。その遺跡に人がいたのは間違いないでしょう。
 しかし問題はその年代です。ネイチャー誌のミフリアム・フランケル氏は、およそ78万年前のもので、住んでいたのは「現代ホモ・サピエンスの先駆者」としています。
 なぜそんな古い年代なのでしょうか。どうも日本の旧石器捏造問題を思い出させます。何の根拠もなく40万〜70万年前としていました。
 研究者たちの示した根拠は、地球磁場による極性の反転の記録です。地球はその初期から何回もそうした反転を起こしており、その最後のものが今から78万年前であり、この遺跡の人工物の年代もそれくらいらしいという事なのです。そしてそれを同じ遺跡で発見された動植物の化石、特に南方マンモスの化石の考察で援護しています。
 しかし創造論者たちは全くその年代に賛成していません。米国創造研究所(ICR)の論文では(http://www.icr.org/article/depletion-earths-magnetic-field/)、地球の磁場は比較的速く崩壊しており、岩石に残っている磁場の反転については「自己反転作用」もあって、全く地球磁場と無関係であると言っています。そして結論として「地球の磁場は最初のかなり大きな磁気エネルギー量と共に造られ、その時以後持続的に崩壊しており、数千年で消滅の方向へ向かっている」としています。
 また同じ創造論のサイト(AiG)では(http://www.answersingenesis.org/articles/nab/catastrophic-plate-tectonics)、同じように地球の磁性の変化は急速であるとしながら、ノアの洪水の激変を考慮しつつ、「ノアの洪水の時期における新しい海洋地殻の極めて急速な形成と、急速な磁場の反転があった…」としています。
 もう一つの創造論のサイト(CMI)にある図(http://creation.com/the-earths-magnetic-field-evidence-that-the-earth-is-young)から、ハテヘイが訳したものを載せさせて頂きます。これは強力なイメージとなるでしょう。

 いずれにせよ、この人間集団が78万年前などという事は到底あり得ず、遺跡保存の状態からすれば、ノアの洪水の激変以後(およそ今から4500年前)生きていたものと推測されます。フリント製石器は類人猿の簡単に縁を砕いただけの礫器などと異なり、比較にならないほど高度な工芸品に見えます。