ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

嘘発見器より有効な視標追跡

 視標追跡(アイトラッキング)検査といいますと、聞き慣れない言葉ですが、めまいなどを調べる時利用されているようです。
 しかしサイエンス・デイリーのサイトでは、7月13日の電子版でこの視標追跡調査が「嘘発見」の為に、「嘘発見器」以上に有効な働きをしている事が報じられました。この元はユタ州のKSL.comになっています。研究者たちのビデオもそこで紹介されています(http://www.ksl.com/index.php?nid=148&sid=11539253)。
 その装置は眼鏡に赤外線カメラを取り付けたもので、質問に答える時の被験者の目、特に瞳の大きさなどを追跡します。そしてカメラは被験者の認知行動を読み取り、結果はコンピュータ化されるので、誰にでも比較的簡単にわかるそうです。嘘発見器の使用は熟練を要するのでしょう。
 研究者の一人教育心理学者であるダグラス・ハッカーによると、被験者がコンピューターで一連の嘘か本当かの質問に答える時、嘘をつけば、瞳は比較的大きくなり、何かを読み取る動きが変化するそうです。つまり嘘をつく時、大きな瞳は反応が遅延し、質問を読み取り答えるには比較的長い時間を要するようです。
 研究者たちはさらに学生である被験者の数を増やし、さらに嘘が確実に読み取れるよう努力しています。
 それを読みながら浮かんだ諺があります。「目は心の鏡(=目はその人の心の内側を映し出す鏡である)」、「目は人の眼(=目はその人の人柄をもっともよく現すところである」などです。
 しかし聖書にはこういうみことばがあります。
 「からだのあかりは目です。それで、もしあなたの目が健全なら、あなたの全身が明るいが、もし、目が悪ければ、あなたの全身が暗いでしょう。それなら、もしあなたのうちの光が暗ければ、その暗さはどんなでしょう」(マタイ6:22−23)。
 それをバークレーという注解者はこう解釈しています。「人の心にさし込む光の量は、その窓である精神的な目の状態によってきめられる。目は全身の窓であるからだ…人は目によってその人柄が判断される」。なるほど確かに霊的な解釈です。
 でも一般に嘘をつかず清澄な人なら、目もしっかりと落ち着いていますが、嘘ばかりで挙挙動不審な人なら、目も座らず必ずバレてしまうものなのでしょう。 モーセ十戒には「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない」(出エジプト20:16)もあります。
 嘘をつかない生活(絶対的には不可能ですが)を送る為、心の窓である目に塗る聖書という目薬を買うべきです。