ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

熱中症

 梅雨が明けてから、日本列島は毎日うだるような暑さが続いています。およそそうした状況が想像出来ないモスクワでも、観測史上最高の37・4を記録したそうです。しかも森林や泥炭地での火災が続き、今度の熱波が異常気象の一部をなしているのは間違いないでしょう。
 この熱波による熱中症には十分な注意を払わないといけません。
 朝日新聞7月31日号の記事で「熱中症にご用心」というコラムがありました。それによりますと、その症状には三段階あるという事が書かれてありました。第一はこむら返りがする、立ちくらみがする、ふいてもふいても汗が出る、第二は頭痛、めまいがする、ぐったりして疲労感がある、吐き気がする、吐く、急に下痢をする、第三はまっすぐ歩けない、走れない、呼びかけても返事がおかしい、けいれんする、体が熱い、意識がない、大声を上げるのど、興奮状態になるという事だそうです。
 そしてこの熱中症ですが、必ずしも屋外ばかりでなく、屋内の暑い環境でも十分起こり得るという事で、特に自宅に籠りがちのお年寄りは気をつけなければいけません。今年は対処が遅れてしまい、亡くなられるお年よりの方の数が上昇しています。
 上記一度の症状は一般に誰でも経験しているでしょう。しかし「こむら返り」を経験した人の例はあまり知りません。私は糖尿病の3大合併症である神経障害を持っていると思われるので、別に暑くない夜中でも頻繁にそれを起こします。
 二度の症状は私の周囲で最近良く見かけます。おなかが苦しくなって吐き気がする、ふだん下痢しないのに、暑い環境の中でアイスクリームを食べると下痢してしまうなどいう訴えがされています。原因は内臓に送られる血液が減って、筋肉や皮膚に多く流れる為だそうです。この段階で近くにクーラーの敷設されている部屋がなければ、病院行きも考慮に入れておいたほうが良さそうです。
 三度の症状はもう言わずもがな、すぐ救急車で病院へ搬送という事になります。
 地球温暖化と言われ、これまで異常気象が起きなかった世界の各地で熱波が発生しています。しかし冬の大雪が続いている地域もあって、実際には氷河期に向かう間の一時的現象だと言っている学者もいます。本当のところは神のみぞ知るというところでしょうか。
 聖書ではこの耐え難い熱波に苦しんだ人の事が載っています。預言者ヨナです。
 「太陽が上ったとき、神は焼けつくような東風を備えられた。太陽がヨナの頭に照りつけたので、彼は衰え果て、自分の死を願って言った。『私は生きているより死んだほうがましだ』」(ヨナ4:8)。
 ここで彼は熱波の為に死にたいほど衰え果てているので、第三度の重症でしょう。彼のその後は記されていないので分かりませんが、勿論憐れみ深い神の助けで一命をとりとめた事でしょう。