ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

僅かなステンレスの金属片が見つかった為、100万を越える「とろけるチーズ」が「おしゃか」になって回収された事件と聖書

 8月19日の新聞記事では、短冊状にカットしたチーズ(俗にとろけるチーズとして親しまれているも)に添加されている、粉末状のセルロース(チーズ同士がくっつかない為のもので、植物から作られ安全とされています)からステンレスの金属片が見つかったという事で、仕入れた複数の大手メーカーが大規模な回収を始めたとい記事が紹介されていました。
 それは製造元のドイツでの工程で誤まって混入してしまったという事です。そこで3月にドイツから輸入した会社23社のうち大手の明治乳業など複数の会社が率先して回収し、その数はこれまで5社、100万個規模という膨大なものとなっています。
 ステンの鋭い破片が消化器に入ったら重大な事故になる可能性がありますが、幸いにして今のところ被害は出ていないようです。
 こうしたたった小さな一つ(複数かも)のものが、膨大なものに重大な影響を与え、全てが「おしゃかになる」という問題は、これまでもいろいろなところで報告されて来ましたが、聖書にもそうした例が載っており、それは極めて厳粛な事柄となっています。
 それは以下のような事です。
 「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がった…」(ローマ5:12)。
 「律法全体を守っても、一つの点でつまずくなら、その人はすべてを犯した者となったのです」(ヤコブ2:10)。
 つまり創造の初めに完全に造られた一人の人(アダム)の犯した神の命令違反という罪によって、その罪が全人類に広がった為、神に背反している全ての人が死んで肉体は腐朽し、霊魂は永遠の滅びになるというものです。
 また旧・新約の律法全体=聖書の教えを全て守っていると自称している人(実は神の聖なる基準は高過ぎて誰もそこに到達出来ません)でも、たった一つのミスで神の目からすれば全ての律法の違反と見なされ、罪人として処分されるという事です。厳しいですが、たった一つを除き全てを守っているという事自体が、嘘であり高慢だから厳正に対処されるのです。
 この私もとろけるチーズを載せたピザやトーストは大好きです。しかしステンの入った商品はゴメンです。腸の大切な部分しか残っていないので、そこに穴が空いたらアウトです。
 しかしこの食べ物よりも、聖書のみことばという食べ物を食べる事への恐れこそ最も危険な事です。とろけるチーズの廃棄処分と同じように神によって廃棄処分されてしまうからです。
 逆にこの小さな金属片のような小さな罪で、神の律法全体の違反者となっている人でも、救い主イエス・キリストへの信仰により全くきよめられ、廃棄どころか神の栄光の為に用いられるようになるという事もお忘れなく。
 「キリストが私たちのためにご自身をささげられたのは、私たちをすべての不法から贖い出し、良いわざに熱心なご自分の民を、ご自分のためにきよめるためでした」(テトス2:14)。