ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ウイキリークスのジュリアン・アサンジュ氏に仕掛けられた罠?

 ジュリアン・アサンジュ氏はウイキリークスというサイトの創立者で、アフガニスタンでの米軍増派による対テロ戦争に関わる米軍機密文書を近頃暴露した事で知られるようになった人です。
 この米軍機密文書の流出がどれほどアフガンのテロリストたちに影響を与えるのかについて、各ニュースサイトを見ても、米国防総省は否定的です。
 しかしこの文書には明らかに米軍のアフガンにおける戦争犯罪に関する記事が多く含まれているようで(勿論イラクでの戦争犯罪も然り)、あえて危険を冒してまで公開に踏み切った氏の勇気は称えられるべきだと思います。
 そうなると今度はそのサイトに情報を提供した人々のいのちも危なくなると考えてしまいますが、そこは杞憂に過ぎないのかも知れません。なぜならアサンジュ氏は元最強のハッカーという経歴の持ち主で、氏の得意とする複雑な暗号技術が生かされ、厳重に情報提供者たちが保護されているからです。
 なぜ米軍が隠蔽したくなるような民間人の殺害が多く発生するのかは、ベトナム戦争のやり方を考察すれば明らかです。つまりイラクやアフガンの民衆は相当数がテロリストたちのシンパと思われ、彼らは即席爆破装置(IED)などを簡単に作って、米軍の行く先々で仕掛ける事が出来、しかもその後は農民の顔をして農作業に携わっているからでしょう。そうすると米軍としては誰が本物のテロリストか一般の農民か区別出来なくなり、無差別に殺人を行なってしまうのです。
 いろいろなサイトを見ても分かりますが、今米軍がアフガンで行なっている戦いには「大義」がなく、こうした機密文書の暴露により世界中が米軍を非難しています。主イエス・キリストが言われたように、「剣を取る者はみな剣で滅びます」(マタイ26:52)。
 しかしここで新たな問題が生じました。スウェーデンの検察当局が氏を扶助暴行容疑で指名手配したというのです。しかしその証拠が曖昧だったのか、当局はすぐそれを取り下げたようです。
 ところがまだ追求の手は緩められていません。ウイキリークスとアサンジュ氏は勿論その事実を否定し、「これは明らかに人を中傷するキャンペーンだ…唯一の疑問は誰が関与していたかだ。我々は誰が益を得るのかうすうす感づいているが、直接の証拠がないので、私としては進んでじかに陳述したい」と語っています(ニューズウイーク誌より)。
 氏の言葉によらずとも、私たちはその扶助暴行という容疑が、米国防省や政府筋から意図的に作られたものであると感じます。氏が近く機密文書の第二弾を公表すると述べているので、なおさらです。
 そのように仕掛けた罠(偽りの証言を含む)で人を捕らえ、挙句の果てには殺してしまうという事例は、聖書にもあります。
 ナボテという人が所有していたぶどう畑を欲しがったサマリヤの王アハブは、妻イゼベルの邪悪な計画に従いましたが、彼女の計画は以下の通りでした。
 「断食を布告し、ナボテを民の前に引き出してすわらせ、彼の前にふたりのよこしまな者をすわらせ、彼らに『おまえは神と王をのろった。』と言って証言させなさい。そして、彼を外に引き出し、石打ちにして殺しなさい。」(列王第一21:9−10)。
 イラク・アフガン戦争で窮地の米国は、このような形でアサンジュ氏を葬り去ろうとしているのではないですか。クリスチャンと自称しながら、アフガン増派に踏み切ったオバマ大統領とその取り巻き連中は、又しても反聖書的行動をとろうとしています。神はそれを赦さないでしょう。