ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

二酸化炭素は本当に地球温暖化の張本人なのか?

 今や地球温暖化の張本人とされてしまった二酸化炭素ですが、それを減らそうという大合唱が世界中で起きており、もはや止めようがありません。
 しかしそれは植物の光合成で欠く事の出来ない大切な無機化合物です。しかもその反応で植物は私たちの呼吸に不可欠な酸素を放出しているのです。
 最近創造論サイト(http://www.answersingenesis.org/articles/am/v5/n3/global-warming-science)で、ジェイスン・ライル博士は「地球温暖化と太陽との関係」という論文を書いて、地球温暖化は太陽の黒点活動が盛んな時、その周辺で小さく輝く白斑という周囲より高い温度の点の活動も盛んで、これが地球の温暖化の原因であるという説を提唱しています。
 この論文で博士はまず3つの事を強調しています。①温室効果は私たち人間にとって大切で、それがなければ地球の温度は相当低下してしまい、人間の生命活動が不可能になる、②大気中に放出される二酸化炭素や他のガスは微々たるもので、水蒸気による温室効果の方が遥かに大きい、③大気中の二酸化炭素量の変化は、必ずしも地球の温度変化と相関関係がない、という論旨です。特にそのうちの③が科学的証拠として重要です。それは記録に明確に現れています。1910年から40年にかけて、地球の温度はかなり上がりましたが、二酸化炭素レベルはそれに比例するほど上がっていません。また2002年から地球温度はむしろ下がっているのに、二酸化炭素レベルは上昇し続けています。この2つの事実だけとっても、相関関係がない事は明白です。

 そこで博士は太陽の黒点活動に目を向けています。
 太陽の年々の黒点を数えると、そこに周期性がある事が分かります。それはおよそ11年周期でウイキペディアにも載っています。そして太陽磁場はその11年で反転し、22年でもとに戻ります。
 そしてその黒点活動が盛んな時は、上記したようにその周辺に白斑というものが形成され、太陽活動も活発で強烈になりますから、その時地球の温度も上昇する事になります。逆に活動が弱ければ、地球温度も下がります。時間の尺度を広げて見ますと、だいたいその事が分かります。例えば1645年〜1715年にかけて太陽活動が低下した時、地球の温度も低下し、マウンダー極小期として知られています。同じく1790年〜1820年にかけてはダルトン極小期と呼ばれています。

 以上が論文の概要です。地球温暖化の張本人は太陽黒点活動(特に白斑活動)によるもので、二酸化炭素は関与していないという事です。勿論黒点活動の周期などいまだ解明されていない問題も多々あり、完全に博士の主張通りではないかも知れません。
 この夏私たちは熱波に苦しめられていますが、太陽の周期的活動がある限り、また寒冷に向かう時もあるでしょう。今はひたすら我慢です。
 「地の続くかぎり…寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜とは、やむことはない」(創世8:22)。