ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ハーヴァードの進化論心理学教授の論文捏造?

 ネイチャー誌8月の電子版に「ハーヴァード大学の調査が表沙汰にされないままである」という題で、極めて有名なハーヴァード大学の進化論心理学教授マーク・ハウザー氏の事が紹介されており、それを受けて米国創造研究所のブライアン・トーマス氏がコメントしています。
 ネットを調べますと、ハウザー教授は相当有名な進化論心理学の権威だったようです。ところがほぼ進化論を信じていると思われるハーヴァードの同僚たちの論文調査を受けました。
 ネイチャー誌のハイディ・レッドフォード氏は「ハーヴァード大学の調査は表沙汰にされないままである」という論文を書いています。(http://www.nature.com/news/2010/100817/full/466908a.html
 それによりますと、ハウザー教授の科学的不祥事はもう3年間も噂が流れており、同じ分野の多くの研究者たちはその調査結果に驚いていないとの事です。
 ハウザー教授は霊長類の習性の追求から、道徳性、言語、数学的能力といった人間の特質の進化といった事を探っていました。それらに関する一連の論文に欠陥があり、しかもハーヴァード大学ではそれを隠蔽しているというわけで、レッドフォード氏はエモリー大学の霊長類学者の言葉を引用し、こうした狭い分野では、権威ある研究者の疑惑は同じ分野の他の全ての研究者たちにも及ぶ、という趣旨の事を述べています。それは日本における京大霊長類研究所にも波及する事でしょう。そこはこの7月に外務大臣岡田克也氏から外国の地域貢献で表彰を受けたばかりですが、内心穏やかではないでしょう。そのメンバーは2005年までの研究でフリーズしてしまい、いまだにチンパンジーと人間との違いは僅か2%だといい続けています。
 しかしネイチャー463号(10年1月号)では、「チンパンジーと人間のY染色体は、構造と遺伝子内容(*含量の違いも)において著しく異なる」という論文が出されています。ハテヘイは貧乏で誌を講読出来ないので、その要旨だけしか読んでいませんが、研究チームは最近チンパンジーY染色体塩基配列を全て解読したようです(2005年段階ではかなりいい加減)。それにより既に完全に解読されている人間のY染色体を彼らは比較しました。その結果「両者は配列構造でも遺伝子内容でも根本的に異なる事を示せる」と主張しています。勿論研究チームは進化論者たちです。
 それを受けてICR(米国創造研究所)のブライアン・トーマス氏は、「新しい染色体の研究は、人間とチンプの類似性という主張を壊す」という題で、論を展開しています(http://www.icr.org/article/new-chromosome-research-undermines/)。氏は2009年の同僚ジェフリー・トムキンス教授の論文(http://www.icr.org/article/human-chimp-similarities-common-ancestry/)を踏まえ、特殊な遺伝子を眺めている限りでは、チンプと人間のY染色体はおよそ50%という劇的な違いがあると述べています。チンパンジーは人間のY染色体中で見つかる遺伝子のおよそ半分を欠いているという事です。
 ですから導き出される結論は人間とチンパンジーは異なる生き物としてそれぞれが特別に造られたという事に尽きます。
 ハウザー教授も京大霊長類研究所も、次のみことばを畏れるべきです。「イエスは彼らに言われた。『もしあなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はなかったでしょう。しかし、あなたがたは今、「私たちは目が見える。」と言っています。あなたがたの罪は残るのです。』」(ヨハネ9:41)。
 それでもハウザー教授、そして京大霊長類研究所の松沢所長もチンプと人間との違いは2%だと言い張るのでしょうか?