ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

太陽フレアの活動と放射性崩壊速度一定の法則の崩壊と地質年代への影響

 8月24日スタンフォード大学とパーデュ大学の研究者たちは、これまで全く予測もつかなかった新たな現象を太陽の研究から得ました。スタンフォード大学の応用物理学名誉教授であるピーター・スタロック氏が、主としてそれについての報告をしています(解説は大学のダン・ストーバー氏)。
 彼を含む研究者たちは、地上の実験室で静止している或る元素の放射性崩壊が、遠い太陽内部の活動の影響を受けているらしい事を突き止めました。放射性崩壊とは不安定な親元素の核がα、β、γ線という放射線を出して、安定した別の娘元素の核に変わる現象を指しています。
 そんな事があり得るのかという疑問に対して、上記2大学の研究者たちは「その通り」と答えています。その発見の契機は世界中の大学の教室においてでした。学生たちは特殊な放射性物質の崩壊速度は一定であると教えられていました。それがこれまでの原子物理学の定説だったからです。
 ところがパーデュ大学の研究者たち(特に物理学教授のエフライム・フィッシュバッハ)は、幾つかの同位体(同じ元素で中性子の数が異なる)の放射性崩壊速度を詳しく調べた結果、測定した同位体の崩壊速度に不一致がある事を発見したのです。同じデータを米国とドイツの研究者たちが調べて見ると、そこに小さな季節的変異を見つけました。崩壊速度は冬の方が夏より僅かに速くなっていました。スタロック教授はそれが技術的ミスでない事をいち早く認めました。
 またパーデュ大学核技術者ジェンキンス氏は、マンガン54の崩壊速度を調べていて、それが太陽フレアにより落ちている事を確認していました。
 ジェンキンス氏とフィッシュバッハ氏は、それが太陽のニュートリノによるものと推測しました。
 その情報を受けたスタロック教授は、太陽の回転で地球に届くニュートリノの強度に変動がある事を知っていて、パーデュ大学のチームに精査するよう助言しました。又他にも核反応でニュートリノを生み出す太陽の核の回転速度が太陽表面のそれよりゆっくりである事も調べられました。
 それらを総合して考えて見ると、フィッシュバッハ氏は太陽が地上の放射性同位体と「連絡をとっている」と推測しましたが、スタロック教授はもしニュートリノが地上の放射性物質の崩壊速度に関与していないとすれば、何か自分たちの知らない未知の粒子が太陽から放射されていて、それが関与しているかも知れないと述べています。
 それを受け創造論AiGサイトの「注目すべきニュース」では、以前よりもっと明らかになったのは、放射性崩壊が一定でないという創造論者たちの説が補強された事と、進化論者の唱える数百万年といった放射性年代測定法が誤まりであるという事だ、といった主旨のコメントが出されています。
 また米国創造研究所(ICR)のブライアン・トーマス氏も、放射性元素の崩壊速度が不一致である事の意味は極めて大きいとし、地球の古い年代を頑固に主張する進化論地質学者たちに注意を喚起しています。彼らの仮説は実際の検証で崩されつつあります。