ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

乳がん検診による早期発見のメリットと聖書への適用

 朝日新聞の9月5日号にタレントの山田邦子さんと、東大放射線科の准教授中川恵一先生との対談が載っていました。題は「乳がん 検診のススメ」でした。
 この中で中川先生は、乳がん検診といっても、ただ早ければ良いというものではなく、プラス・マイナス面を考え、40代以降から受けるのが望ましいという主旨の事を述べています。
 そしてもし検診で早期の乳がんが見つかったとすれば、9割方は完治すると言っています。
 しかし検診をしないで発見された場合のマイナス面として、既に進行性のがんであったり、再発したがんであるなら、たとえ高額療養費制度を使ったとしても、かなりお金の負担が重くなるという事実があります。それは働き盛りの人々にとって大きなストレスとなります。ですから検診による早期の乳がん発見は、経済的にも相当助かりメリットが大きいと、二人は主張しています。
 特に山田さんは手術後の放射線治療で28回も通いましたから、仕事とのやり繰りが大変だったと実感を述べています。
 ここのところは大切だと思います。なぜなら日本のような皆保険制度下でも医療格差が広がっていて、入院手術などとてもという人が少なからずいるからです。米国でも事情は同じ。今オバマ大統領が躍起になって成立させた医療保険改革法にしても、施行の2014年までにまだかなりの紆余曲折が予想されます。年間所得が3万ドルを下回り、医療保険に入れない人々が続出すると思われるからです。失業率が10パーセントに近づき、米国サイトを見ても年間1・5万ドル以下の人々が、これからどうやって生活していったらよいのか、涙ながらに訴えています。要するに日本も米国も貧困層が十分な医療を受けられなくなっており、拒否し手遅れにしている人々がゴマンといます。ハテヘイにしても、もし検診でがんが見つかったら、治療を諦めます。大病後30年も生かされて来てもう十分、召される覚悟は出来ています。
 ですから中川先生と山田さんはコンビで、とにかく乳がんの検診を40〜50代から早く受けるようにと啓蒙していますし、山田さんは全国各地を走り回って精力的に啓発活動を行なっています。このさわやか対談に拍手喝采
 ところで病巣の早期発見と治療という面では、聖書にも当て嵌まります。それは死に至る病である「罪」の問題です。
 「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また『何の喜びもない。』と言う年月が近づく前に」(伝道者の書12:1)。
 ハテヘイがこの創造主である神を覚えたのは、33歳の時です。それまでは肉欲のおもむくままに好き勝手な事を行い、主に背を向ける「罪」に浸っていました。これがもっと若い時、例えば日曜学校で聖書のみことばを教えられ、早いうちに信仰を持っていたら、大病を患う事もなかったでしょう。
 しかし遅い信仰でも神の恵みは十分で、おいしいものは一切食べられず、運動もほとんど出来ず、経済的には食料を除く一切のモノが買えない状態でも、喜びは尽きません。
 もしがんに譬えられる罪という死に至る病を、早期に治療していれば、天に召されるまで「何の喜びもない」などという時は決して到来しないでしょう。
 乳がん検診による早期発見のメリットから、聖書の神を早く知る事のメリットに適用してみました。