ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

思い切った胸部除去ががんの危険を減らす事もある

 NPR誌(ナショナル・パブリック・レィディオ)9月1日版に、「女性の場合、胸部除去ががんの危険を減らす事がある」という題の論文が載りました。
 パティ・ネイモンド氏が書いています。
 米国医師会雑誌に発表された研究論文によりますと、BRCA1(=breast cancer1=乳がん1)遺伝子と、BRCA2乳がん2)遺伝子を持った女性たちは、二重乳房切除を早目に受ける事によって、乳がん卵巣がんになる危険性を大幅に減らす事が出来るそうです。
 このBRCA1BRCA2というのは、それぞれ人間染色体の17番目と13番目にあるがん抑制遺伝子で機能的には似ています。それによってコード化されたのが乳がんタイプ1感受性蛋白質BRCA1と、乳がんタイプ2感受性蛋白質BRCA2です。両者共にDNAの損傷を修復する大切な働きをしているそうです。
 ですからそれらが正常に働いている限りは問題がなさそうですが、遺伝子突然変異などでそれ自体が損傷を受けると、細胞複製の制御が不可能になり、急速にがん化してしまうそうです。例えば他のサイトの情報によりますと、BRCA1の変異により、実に乳がん卵巣がんの80パーセントを超える発現が生じるそうです。
 パティ・ネイモンド氏によると、BRCA変異があり、乳がん卵巣がん阻止の為の外科手術を受けた2,500人の女性たちのその後の追跡調査が行なわれたそうです。その研究者たちの一人ペンシルベニア大学のティモシー・レベック氏によると、上記サイトと同じように、その後の乳がんの診断と死の危険の減少率は、80〜95パーセントに達したそうです。卵巣摘出でも80パーセントという好成績でした。
 それゆえ二重乳房切除を受けた女性たちの予後は、ほぼ確実に良好だそうです。しかしレベック氏によると、100パーセント治癒とならないのは、外科的手段によっても乳がん卵巣がんの組織を完璧に除去する事が出来ないからだそうです。やはり定期的な診察を受けるのが賢明のようです。
 女性にとって大切な乳房、でも遺伝子検査でBRCA変異が見つかったら、幾らいとおしくても、いのちの為に全摘出を行なうべきなのでしょう。
 そうした事を考えながら、聖書の1節が浮かんで来ました。
 「もし、あなたの足があなたのつまずきとなるなら、それを切り捨てなさい。片足でいのちにはいるほうが、両足そろっていてゲヘナに投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです」(マルコ9:45)。
 これは罪という病巣を放っておくと死に至るので、外科的手術のような荒療治でその部分を思い切って切り捨ててしまいなさいという、主イエス・キリストの御警告です。私たちの目、口や手足は常に肉欲という罪に誘われます。魂はいつも神に背いています。これは罪です。肉と魂という対立するものをうまく両立させて天国に行こうとしても駄目です。肉の行ないを殺さなければなりません。パウロもこう言っています。
 「もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。しかし、もし御霊によって、からだの行ないを殺すなら、あなたがたは生きるのです」(ローマ8:13)。
 私たちの内部に巣食う罪の問題を解決して、安全且つ永遠なる天国を目指そうではありませんか!