ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

押収品のフロッピーディスクを改ざんして逮捕された大阪地検特捜部検事前田恒彦

 郵便不正容疑で逮捕された厚生労働省の村木被疑者が無罪となった後、部下であった公判中の被告の自宅から押収されたフロッピーディスク(今時珍しい3・5インチのパソコン記録媒体)の内容が改ざんされていたとの事で、首謀者(絶対単独ではないと思われるので)たる大阪地検特捜部検事の前田恒彦が逮捕されました。
 この大事な証拠物件の隠滅行為は、これまで被疑者側で行なわれる事はあっても、起訴し罪に定める方向へ持って行く側の「権力を握った」検事がこのような悪質な行為を行なったのは、これまで前代未聞(ホントかどうか)でした。
 でも世間では元外務省職員だった佐藤優氏、衆議院議員小沢一郎氏などに関わるずさんとも言える捜査方法で、うすうすこの頃の検察当局は少しおかしいのではないかと感じていたのではないでしょうか。
 前田は「データを書き換えて遊んでいた」などとふざけた事を言っていますが、概して物証の乏しい証拠物件としてFDは一級の資料ではありませんか。
 最高検が「最悪の不祥事」として、その信頼性失墜を止めるべく迅速に捜査に乗り出し、前田を逮捕したのは当然でしょうが、村木氏など有罪にされそうになった人(調べればもっと多くの人が被害にあっていそうです)などはたまったものではありません。村木氏やその弁護人、家族の方々が強い憤りを示すのは当然の事です。hateheiだって同じですが、そこは冷静に聖書の教えから学んで見たいと思います。日本ではこの最高の戒めが庶民の間に浸透しておらず、日本で基準となる六法全書にしても決して易しくはなく、専門に勉強した人でなければ「正しい」解釈は出来ないでしょう。聖書なら簡単です。
 まずはモーセに与えられた十戒から。
 「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない」(出エジプト20:16)。前田は自分の都合のよいように偽りの日付に改ざんした捜査報告書を作成しました。
 「真実の申し立てをする人は正しいことを告げ、偽りの証人は欺き事を告げる」(箴言12:17)。村木氏と前田の事です。
 「隣人に対し、偽りの証言をする人は、こん棒、剣、また鋭い矢のようだ」(箴言25:18)。前田は村木氏をひどく傷つけました。
 「高ぶる者どもは、私を偽りで塗り固めましたが、私は心を尽くして、あなたの戒めを守ります」(詩119:69)。前田に対する村木氏の「良心」でしょう。
 「偽りの証人は罰を免れない。まやかしを吹聴する者は滅びる」(箴言19:9)。前田は勿論有罪となるでしょうが、十戒への違反は神への背反となり、悔い改めなければ、神の正しい裁きにより、永遠の滅びに至ります。
 「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行なう人はいない。ひとりもいない」(ローマ3:10−12)。この改ざん事件の前田だけが例外ではありません。私たちだって神の御前に「罪人」であり、義人でもなく、善を行なう人でもありません。ただ神を信じた者だけが「義」と見なされるだけです。
 このように聖書から適用可能な箇所は多くあります。前田を怒っている私たちも気をつけなければなりません。あくまで神に背馳して滅びに至るのか、神を信じて永遠のいのちに至るのかのどちらかです。この事件からは冷静な判断が必要です。