ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

貴重な大豆畑を覆ってしまう雑草アサガオ

 9月24日(23日にも)の新聞では、アサガオが雑草化し、大豆畑を襲って駄目にしてしまう事態が紹介されていました。
 アサガオと言えば、茨城にいた時家の裏側の空いているところに初めて種を蒔き、そうした園芸植物が好きだった亡き母と共に、夏場に鑑賞して楽しんだ事があります。一年性植物という事ですから、花が咲き終わった後、独特な形をした黒い種を丁寧に取り出して保存し、次の年にまた蒔いたものでした。この種の事を牽牛子と呼ぶそうですが、奈良県明日香村にある牽牛子塚古墳という有名な古墳はそこから来ているのかと思いました。
 つるを出して広がって行きますから、他の作物などに影響が出ないよう、長い棒を立てて絡ませた事を覚えています。
 ネットで調べて見ますと、その歴史は古く、平安時代には既に薬用植物として利用されていたようです。そして時代を経て日本では最も発達した園芸植物となったそうです(ウイキペディアより)。
 ところが最近の上記記事によりますと、このアサガオの仲間が雑草化し、全国に広がっているとの事です。それは熱帯アメリカ原産のマルバルコウ、マメアサガオ、マルバアメリアサガオなどだそうです。
 報道によりますと、被害に会っているのは主として大豆畑だそうです。写真を見ますと、つるがひどく絡んでいるのが良く分かります。最も被害に会っているのは東海地方で栽培面積に占める発赤面積の割合は25%を越えるそうです。中国、四国から東北まで広範囲に広がり、北海道まで覗っているようです。自給率が一桁どころかゼロパーセントに近いと言われる大豆ですから、このままでは壊滅的打撃を受けると思われます。
 納豆、豆腐など良質で安価な食料のもとになっている大豆ですが、世界の経済事情が悪化している中、少しでも自給率が高まるよう、適切な対策が講じられる事を望みます。
 実は聖書にもこのような事が書かれています。
 「また、別の種はいばらの中に落ちたが、いばらが伸びて、ふさいでしまった」(マタイ13:7)。
 これは有名な種蒔きの譬えで出て来る箇所です。この種は芽を出してある程度大きくなったでしょうが、雑草であるいばらも伸びてきて、この芽を出した植物をふさいで駄目にしてしまったわけです。ちょうどこの種は大豆、いばらは雑草アサガオに対応するというわけです。
 しかし主イエス・キリストが言われた真意はこうです。種は聖書にある神のみことば、落ちる場所は人の心という土壌の中です。ですからみことばにどう向き合うかで、その人の成育状況が左右されます。
 「いばらの中に落ちるとは、こういう人たちのことです。みことばを聞きはしたが、とかくしているうちに、この世の心づかいや、富や、快楽によってふさがれて、実が熟するまでにならないのです(ルカ8:14)。
 この人は心の土壌にみことばを受け入れましたが、同時にそこにはこの世の富・快楽など、雑草のように「見た目に麗しい=見た目が一番!」種も入っています。ですから時間と共に、大切なみことばより、急激に伸びたそれらのものに惹かれてしまい、心の中はそれらで一杯になってしまいます。みことばは完全に閉ざされ、その人は正しく成育せず、実を結ばなくなってしまいます。
 実は聖書の普及していない日本の場合、せっかく教会に来てしばらく熱心に説教を聞きながらも、そのうちパッといなくなってしまう、やはり世の快楽の方に惹かれ去ってしまう人々が多く見受けられます。非常に残念な事です。皆様はどう思われますか?