ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

西友の社外取締役による不正なインサイダー取引と聖書の取税人

 11月5日の朝日新聞の一面トップに、大手スーパー西友の元社外取締役インサイダー取引をしていた疑いで調査を受けている事が載っていました。
 匿名なので、聖書を絶対の基準とする私は、それを事実と仮定し遠慮なく批判させて頂きます。
 まず社外取締役ですが、朝日によると「会社の内部統制の仕組みを外部の目でチェックする立場」にある「番人役」だそうです。その職権の範囲は広く、「車内の上下関係にとらわれず代表取締役に意見を言ったり、不正行為の防止体制が社内で整っているかチェックしたりするのが仕事」です。ですから監査役よりも広く意見を述べ、また議決権を持っていて会社の意思決定に直接参画出来るそうです。
 私は今マンションの理事長をしていて、理事会ではその方向性についていろいろ意見を述べていますが、とちればすかさず監事から異議申し立てを受け、修正しています。その監事に相当する監査役以上に重大な責務を負っているのが社外取締役だとすれば、選定に当たり、「邪悪な計画を細工する心、悪へ走るに速い足」(箴言6:18)を持たない清廉潔白な人を選ぶのが当然です。ですから西友側にも責任はあります。大手スーパーで名前が知れている分、確かに「経済界に与える影響」は極めて大きいでしょう。
 それにしてもです。どうして金に対して襟を正すべき職業に就いている人々に、「金銭を愛することが、あらゆる悪の根」(テモテ第一6:10)という自覚が無く、不正に傾く事例がこうも多くなったのでしょう。
 しかし聖書は神による人間創造以後、自由意志で罪を犯して堕落した彼らが「心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾く」という事を啓示しており、現代はそれが頂点に達して終末に向かっている事を私たち信徒は知っています。
 この社外取締役とその「邪悪な計画」に加担したと見られる家族が、弁護士を通して「一切お答えできない」と回答しているのは、「身に覚えがある」からに違いありません。もし神を畏れる人なら、率直に「私は天(=神)に対して罪を犯し、またあなた(=西友)の前に罪を犯しました」(ルカ15:18)と告白すれば赦されるのです。
 聖書にもザアカイという人が登場します。この人はローマ政府から委託されて、同胞のユダヤ人から税金をチェックし取り立てる取税人でした。上記社外取締役も兼ねた立場だったでしょう。彼は人頭税などについてローマから情報を得ています。ユダヤの庶民にはその事は知らされていませんから、邪悪な計画を細工すれば、いとも簡単に不正な金が懐に入って来ます。これは自分だけ儲けて同胞やローマに被害を与える事になるので、インサイダー取引のようです。
 しかし彼は救い主イエス・キリストに出会い、「心のいろいろな考えやはかりごとを判別する」(ヘブル4:12)この方の御前にひざまずき、その罪を認めて弁償する事を誓いました。
 もし社外取締役が罪を犯したとしたら、率直に謝り弁済すべきでしょう。