ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

犬と猫の脳のサイズの違いの進化論的見方と聖書の創造論的見方

 11月29日のサイエンスデイリサイト(英文)では、「犬が猫より大きな脳を持っているのは、前者が他の群れと行動を共にするのが上手だったから、という研究による発見」という見出しで、PNAS誌電子版で発表された内容を紹介しています(勿論PNAS誌論文は無料では公開されていません)。
 オックスフォード大学の研究者たちは、現在生息しているか、化石となった哺乳動物の500種以上について、脳の大きさと体の大きさが6千万年以上にわたる進化の歴史でどう変化して来たのかを探りました。その分析結果によりますと、従来は体の大きさに比例した脳の大きさの成長速度が、あらゆる哺乳動物の群れの間で一般的な傾向として生じた、と思われていたのが覆され、単独行動をする種よりも、他の群れとの行動を共にする種のほうが脳のサイズが大きくなるという事が示されました。なぜなら<付き合い上手な>動物たちは、比較的良く考えて来たからだという事だそうです。協調・協力を保つのには、相当頭を使わなければならないというわけです。それは猿、馬、イルカ、ラクダ、犬などの順に見られ、単独行動しがちな猫、シカ、サイなどの脳の成長は、6千万年間に緩慢にしか進まなかった事になります。だから猫のような人間との付き合いをする動物でも、他の群れとの行動を共にする能力を欠いている為に、かなり小さな脳しか持っていないという興味深い結果が示されたというわけです。御苦労様でした。
 フランスの有名な哲学者・数学者・物理学者そしてキリスト者であったパスカルは、代表的な著書パンセの347で「人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である…われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある」(前田陽一訳)と言いました。
 人間の脳よりアフリカゾウの脳のほうが大きいですが、決定的な違いは、人間だけが考える(動物)従って知性のある(動物)という点にあります。
 聖書によれば進化の歴史など存在せず、人間以外の動物たちに「認知行動科学」など適用出来ません。
 何度も触れますが、創世記の六日間の創造で、神は動物たちを先に造り、最後の仕上げとして人間を創造されました。
 「神は、その種類にしたがって野の獣、その種類にしたがって家畜、その種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神は見て、それをよしとされた。そして神は、『われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。』と仰せられた」(創世1:25,26)。
 この聖書箇所ではそれぞれの動物が「その種類に従って」造られた事が分かります。従って哺乳動物の脳の大きさも、各種類によって異なるように造られたのです。当然変化に富んでいます。進化的変異ではありません。そして人間堕落以前は全ての動物が人間と行動を共にしており、平和的共存が存在していました。
 私たち信徒は何としてもこの聖書的事実を宣べ伝え続けなければなりません。