ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

地質がダイアモンドで形成されている太陽系外惑星?

 WASP−12bというのは、2009年に発見された太陽系外惑星で、その構造の分析がされて来て、今回予想外の発見があった事が、サイエンティフィック・アメリカン電子版に載っていました。12月9日にネイチャニュースとして詳しく出ています。
 太陽系外惑星といってもあまたありますが、今回は木星のようなガス惑星で、WASP−12bと呼ばれているものをプリンストン大学のチームが精査しました。
 その結果硬い核の部分の地質は地球ですとケイ酸塩(ケイ素と酸素から成る鉱物)だそうですが、このWASP−12bは炭素が豊富だという事が分かりました。それは今まで未発見の事で、予想のおよそ2倍はあるという事でした。ネイチャニュースでは、ダイアモンドかグラファイト黒鉛)の山脈がそこに存在するかも知れないと、チームの一人が言っています。ただ研究者たちによると、WASP−12bの大気における炭素は、一酸化炭素、メタン、二酸化炭素の形になっているそうです。
 しかしそうした分析から直ちにダイアモンドがそのようなガス惑星にあると断定は出来ないようです。あるサイトではダイアモンドは固形炭素なので、その惑星の中心付近に存在するかもしれないにしても、到底「採掘」は不可能だとありました。
 いずれにせよ、銀河の無数の星からそうした特異な惑星、つまりダイアモンドのような貴重な金属があるかも知れない惑星を発見したというニュースは、興味深いものがあります。
 聖書においては「天の御国は、畑に隠された宝のようなものです。人はその宝を見つけると、それを隠しておいて、大喜びで帰り、持ち物を全部売り払ってその畑を買います」(マタイ13:44)というみことばがあります。
 ここで天の御国は救い主イエス・キリストを信じてその国籍が認められ、輝ける日々を永遠に生きる事が出来る天国の事です。他のいかなるものとも比べる事の出来ないほど価値のある、すばらしい場です。それが畑に隠された宝に譬えられています。
 ある日ある人がその畑でダイアモンドのように光り輝く宝を見つけました。その宝の価値が分からない人に譲り渡すわけには行きません。ですからその人は畑の目立たないところに宝を隠しておいて、家に戻り、換金出来るモノは全て売り払って、そのお金で宝を果て家ごと買い取りました。バークレーという学者は、当時のユダヤ人ラビたちの律法(聖書に規定なし)に、見つけた宝を自分のものにする「拾得権」があったと述べています。
 ですからその発見者は周囲に目配りしながら、すぐそれを携えていたバッグに入れる事も出来ました。しかしそうせず、畑ごと買い取ったという事は、その人が全財産を賭けてでも、いかなる犠牲を払ってでも、その宝=天の御国を手に入れる価値がある事を知ったからでした。
 WASP−12bの豊富な炭素を発見した研究者は喜びに満たされたでしょう。無数の星からそれを発見したわけですから。同じように広い世界から実際には狭き門である天国の宝のかぎを見出した人も、喜びに満たされます。天国と永遠の命の取得は無比のインパクトがあります。