ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

比較的健康な食品の摂取こそ長生き、霊的な糧の摂取は永遠のいのち

 昨年12月23日のサイエンスデイリサイト(英語)は、「より良い健康食品を食べる事は、比較的長く生きる事である」という題の論文要旨を載せています。元の論文はアメリカダイエット協会誌(http://www.adajournal.org/)に載ったものです。
 研究者たちは年齢70〜79歳の大人2500人以上を10年間にわたり追跡調査しました。彼らは参加者がいつも優位を占めている食べ物選択に従い、6つの異なる群に分けました。それらは1健康に良い食べ物(374人)、2高脂肪の乳製品(332人)、3肉、揚げ物、アルコール(693人)、4朝食用の穀物食品、5精製した穀物(458人)、6甘いものとデザート(339人)でした。
 健康に良い食べ物の群は、低脂肪の乳製品、果物、精白していない穀物、鶏肉、魚、野菜を比較的多く摂取し、肉や揚げ物、甘いもの、高カロリーの飲み物、脂肪が添加されているものをあまり食べないという特徴がありました。高脂肪の乳製品群は、アイスクリーム、チーズ、2パーセントの全乳やヨーグルトを比較的多く食べ、鶏肉や低脂肪の乳製品、米やパスタの摂取が少ないという特徴がありました。
 結果は2の高脂肪乳製品群の死亡危険率が1の健康に良い食べ物の群より40パーセントも高く、次いで6の甘いものとデザート群は1に比べ、37パーセント高い事が分かりました。健康によい食べ物の群と4の朝食用の穀物食品群、5の精製した穀物群では有意な差はありませんでした。
 これは現行食べ物摂取ガイドラインとほぼ一致するようです。
 ですから高齢者が比較的健康な食品を摂取する事が、さらに長生き出来るという事になります。これは経験的には分かっていた事と思われますし、日本の高齢者たちの間ではほぼ常識だったでしょうが、詳しい追跡調査で正しい事が裏付けられたという点で、意義あるものだったと言えます。
 ところでこれは現世での肉体に大切な食べ物の事でした。その摂取を実行しても、やがて人は皆死にます。最大でも120年まで行きません。
 しかし聖書では肉体の糧よりもっと必須のものがあります。それは霊的糧です。
 「わたしはいのちのパンです。あなたがたの先祖は荒野でマナを食べたが、死にました。しかし、これは天から下って来たパンで、それを食べると死ぬことがないのです。わたしは、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます…」(ヨハネ6:48−51)。
 ここでは肉体に必要な糧が荒野のマナでした。それはイスラエルの人々を支えましたが、食べた人もやがて死にました。それに対して天から下って来たパン(*救い主イエス・キリストの象徴)を食べる、つまり生けるパンであるキリストを信じる人は、肉体の死はあっても、その後復活し永遠に生きるという事です。それをキリスト御自身が宣言されたわけです。絶対的に「健康な糧」であるキリストのみことばが、信じる人を「永」生きさせます。