ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ヘビの脚はなぜなくなったかー朝日新聞の進化論的回答と創造論の考え方

 3月12日の朝日新聞はDo科学というコラムで、埼玉県の中2の生徒の質問「ヘビの脚はなぜなくなったの」に対し、京大教授らの協力を得て藤原先生がののちゃんと対話をしつつ、その回答へと導いています。
 勿論朝日は進化論の立場を強力に打ち出していますから、回答も進化論の立場からです。大見出しでは「動くのにかえって邪魔だったの」などと、実際見て来たような事を述べています。
 藤原先生の「回答」としては、「脚をなくした動物には、地中や草むらで暮らすものが多いの。穴の中をはったり、びっしり生えた草の間をぬうようにして動き回ったりしているのよ。そのほうが四つ脚で歩くより動きやすかった、と考えられているの。役に立たず、邪魔になった脚は退化してしまったというわけね」とあります。しかしその直前の文章ではののちゃんが「脚をなくす、という進化が何度も繰り返し起きたことを物語っているね」と言っています。これは明らかに矛盾です。でもネットのサイトでは「無駄な器官を退化させることも、進化の一部なのだということがわかります」などと、こじつけたような回答をしている人がいます。
 一般にヘビはトカゲから進化したと言われています。しかしヘビにはトカゲにない特徴が幾つかあります。例えば特別な位置に特別な背骨があり、トカゲにはそれがありませんし、そうした遷移を示すような化石も存在しません(http://www.answersingenesis.org/creation/v5/i4/snake.asp参照)。ヘビはトカゲから進化。または退化したのではありません。
 しかし創造論者たちも、かつてヘビが脚を持っていた事を認めています。なぜそれが無くなったのか、創世記に答えがあります。
 「神である主は蛇に仰せられた。『おまえが、こんな事をしたので、おまえは、あらゆる家畜、あらゆる野の獣よりものろわれる。おまえは、一生、腹ばいで歩き、ちりを食べなければならない』」(創世3:14)。
 これを見ますと、蛇はかつて立つ事が出来、また最初の人であるアダムとエバを誘惑する事が出来ました。それゆえその誘惑に負けた二人に「死」という刑罰がもたらされただけでなく、誘惑した蛇にも呪いがかけられ、腹ばいで歩くという刑罰がもたらされたわけです。
 それゆえ創造論者たちは脚をもたらす遺伝情報を神が消された為、「ヘビの脚はなくなった」と考えています。或いは一般に退化・劣化をもたらす突然変異も考えています。突然変異により潜在していた遺伝情報が、その発現を脚の退化という形でもたらしたという事です。詳しくは以下のAiGサイト(英文)を参照して下さい。繰り返しますが、蛇の脚の退化は神の刑罰によるもので、動くのに邪魔だったからではありません。
http://www.answersingenesis.org/articles/2009/09/19/news-to-note-09192009