ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

日本気象学会理事長新野宏氏の問題発言と対応の仕方

 4月2日19時25分発の朝日新聞電子版では、鈴木彩子、木村俊介氏の署名入りで、日本気象学会の通知を受けて戸惑う学会所属の研究者たちの事を伝えていました。
 その記事でも日本気象学会の通知に一部触れていますが、早速ネットで調べると、PDF文書で「2011年3月18日 日本気象学会会員各位 日本気象学会理事長新野 宏 」という署名入り通知の全文を見つける事が出来ました。
 それによりますと、問題発言は「今回の未曾有の原子力災害に関しては、政府の災害対策本部の指揮・命令のもと、国を挙げてその対策に当たっているところであり、当学会の気象学・大気科学の関係者が不確実性を伴う情報を提供、あるいは不用意に一般に伝わりかねない手段で交換することは、徒に国の防災対策に関する情報等を混乱させることになりかねません。放射線の影響予測については、国の原子力防災対策の中で、文部科学省等が信頼できる予測システムを整備しており、その予測に基づいて適切な防災情報が提供されることになっています。防災対策の基本は、信頼できる単一の情報を提供し、その情報に基づいて行動することです。会員の皆様はこの点を念頭において適切に対応されるようにお願いしたいと思います。」という後半以後の文章にあります。
 その文章に対して早速ネットでは「放射性物質飛散に関する気象予測は一切発表するな!、政府の公式見解に従え!と通達。日本気象学会理事長新野宏←それでもおまえは科学者か? あきれたもんだよ」といったやや過激な発言が見られました。朝日でも新野氏の通達に対して「学者の言葉ではない」とか「時代錯誤」といったネット上の批判を載せた上で、気象学会員の学者たちの声も紹介しています。
 例えば山形俊男東大教授は「学問は自由なもの…」と語り、静岡大学教授小山真人氏は「トップが情報統制を命じるのは、学会の自殺宣言に等しい」と厳しい批判をしています。
 本当にその通りだと思います。素人は政府や政府の御用学者たちが発する一連の情報が間違っていたり、隠蔽されていたりしている事実を、既に目の当たりにしています。ですから他の研究者たちによる「複数の情報」を良く読んで、適当な判断をしていると思います。その学問の自由さが大切です。素人判断を馬鹿にし、「信頼できる単一の情報」は我々にしか出来ないなどと思いあがっている新野教授の声明は撤回されるべきだと考えます。
 しかし人間に過ぎない、従ってこの世界を造られた深遠な唯一神を信じる事の出来ない世の人々は、これからも様々な情報に踊らされる事でしょう。
 そのような時にこそ救い主イエス・キリストのみことばが大切になって来ます。
 「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです…」(ヨハネ14:6)。
 そしてこの方に従う信徒なら、国会図書館にも掲げられている有名なみことば「そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネ8:32)の通り、主に基礎を置く紐付きでない本当に自由な研究が出来る事でしょう。