ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

東日本大震災における自衛隊などの必至の捜索活動

 2011年3月11日の東日本大震災で、行方不明になっている方々の捜索活動が早速開始され、新たに4月1日自衛隊と米軍もそれに加わりました。
 今回は阪神の場合と異なり、被災地への交通手段が遮断されているところが圧倒的に多く、特に津波被害地では瓦礫の山が交通を困難にしています。
 さらに福島県原発地域では、特に20キロ圏内の立ち入り禁止措置もあり、3月時点での自衛隊関係者の話によると、被爆を防ぐ防護服を着ての捜索も相当大変だったようで、思うようにはかどっていません。多数の行方不明者の方々が既に死亡しておられると推測され、しかも発見されても放射能汚染で、通常の遺体処理が難しいと想像されます。
 福島県南相馬市に住む私の友人もやっと無事が分かりましたが、国道6号から東の海岸線まではほぼ全滅状態で、捜索活動も難航しているようです。
 そうした状況下で、4月4日現在の安否不明者は18,000人近くおられ、これからも様々な方法で救助や遺体捜索の手段がとられる事でしょう。
 最後の一人に至るまで安否確認が出来る事を、行け不明の方々のご家族と共に祈りたいと思います。
 では聖書の救い主イエス・キリストはどんな事をされたのでしょうか。
 「あなたがたはどう思いますか。もし、だれかが百匹の羊を持っていて、そのうちの一匹が迷い出たとしたら、その人は九十九匹を山に残して、迷った一匹を捜しに出かけないでしょうか。そして、もし、いたとなれば、まことに、あなたがたに告げます。その人は迷わなかった九十九匹の羊以上にこの一匹を喜ぶのです」(マタイ18:12−13)。
 この場合迷える羊たち(私たち道を間違えさまよっている人間)の羊飼いは救い主ご自身です。「主は私の羊飼い…」(詩23:1)。
 この羊飼いですと、百匹の羊を持っていたとして、もしそのうちの一匹が迷子になってしまった場合、九十九匹(=安否確認が出来た羊たち)を残してでも、迷ったたった一匹の為に懸命な捜索活動をします。そして発見されれば、残して来た九十九匹にも優ってその一匹の為に喜ぶのです。
 道を迷い弱り果てている一匹の羊を、主イエスもまた懸命に捜しておられます。
 今日主の弟子であっても、この災害に遭って死亡した人はいるでしょう。でも主の御目はその人に注がれており、世にあっては行方不明のままでも、必ずその人を天に引き上げて下さいます。
 ですからその人にとっての災害での死は「非業の死」ではありません。
 行方不明の方々の捜索では、主もまたその背後にあって共に働いて下さいます。大震災で神など居ないと言われる方がおられますが、神は生きておられ、愛なる方です。この神にあって生きる勇気を頂きましょう。