ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

天の川銀河中心部で見つかった青色「はぐれ」星とその解釈

 2011年5月25日のハッブルサイト(http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/2011/16/full/)に、「米航空宇宙局のハッブル宇宙望遠鏡天の川銀河中心部に稀な青色はぐれ星を見つけた」といった題で、論文が載っていました。
 天の川銀河の中心部にはバルジと呼ばれる膨らみが存在し、老齢化した恒星が多く集まっていますが、その中にポツンと青く若い星が存在し、あたかも老齢化(より古く、より赤く=赤方偏移)に抗して遅れをとったように見えます。それでそうした青い星を「青色はぐれ星」などと呼んでいます。図の青い星々。
 
 この青色はぐれ星は、天の川銀河を構成する中心核、バルジ部分、円盤部分、ハロー部分などのうち、ハロー部分<=銀河系を丸く取り囲む最も古い部分。球状星団(=年老いた星が密集しており、120〜200億年と言われる宇宙創生の初期の頃に誕生したと考えられている)で既に見つかっていました。
 しかし今度のハッブル宇宙望遠鏡観測では、間違いなくバルジ部分内部で42個(18〜37個が真正と見られる)も発見されました。ハッブルサイトによると、このバルジ部分は概して数十億年前に星形成を止めたというのが合意事項になっていましたので、最近生まれたと思われる青色はぐれ星がなぜその中に存在するのか、これから論議の的になるだろうと言われています。
 それに対して創造論の立場からは、米国創造研究所のブライアン・トーマス氏が見解を述べています。彼はサウスカロライナ大学の天文学者ダニー・フォークナー氏の考え方を引用しています。「事実その最も熱い青色の星々は、せいぜい数百万年しか続かないものだろう。創造論者も進化論者もその事実を認めている」。そして進化論者たちは青い星々がその長い時間幅で常に生起して来たという事を提案していますから、フォークナー氏は「今も形成されているに違いありません」と述べています。
 トーマス氏は「宇宙とその星がほんの数千年前に造られたのであるなら、その青いはぐれ星は特別な説明を要しません。科学的証拠によって示され、聖書で明確に述べられているように、その青い星々は最近計画的に配置されたのです」と主張しています。
 あるサイトでも「数十億年前に星形成を止めてしまった天の川銀河中心部になぜ、最近生れたと思われる若い星があるのか、まだよくわかっていません」という発言がありました。赤方偏移ハッブルの法則に含まれている重要な事柄ですから。聖書に記されているせいぜい1万年前の天地創造を信じれば、問題は解決するのですが。