ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

復興担当相新設に伴う人事で野党の人材を一本釣りした首相

 このブログを始めてから小さなミスはあっても、大きな見立て違いはほとんど無かったと思います。その中で大きかったのが民主党政権やらせてみては、という提言でした。
 その中の現首相の管直人は今もそうですが、閣僚たちと熟議を凝らさず唐突に「消費税値上げ」を打ち出した為、選挙で大敗を喫した事は記憶に新しい事です。聖書に「密議をこらさなければ、計画は破れ、多くの助言者によって、成功する」(箴言15:22)とある通りです。新改訳は「密議」などという難解な言葉を充てていますが、ヘブル語ソードはただ「相談する事」で良いと思います。相談しないで事を行なえば「独裁者」になってしまいます。
 その手法が周囲にいる議員たちを離れさせ、今や孤立状態に至っています。もはや死に体となっているにもかかわらず、やたら政権の座にしがみついているだけだと思います。
 その管が今度はあろう事か、側近の誰にも相談せず(?)野党の自民党から浜田和幸参院議員を政策実現の為に「一本釣り」した為、民主党内部は勿論自民党をも激怒させ、自らをますます手詰まりの状況に追い込んでいます。
 一方浜田議員のブログからはある程度納得させる面もありましたが、指揮系統もばらばらな民主党内部でどれほどの仕事が出来るのかと思いました。今後を見守るしかありません。
 この「一本釣り」の手法を得意とされた方がおられます。新約聖書に出て来る救い主イエス・キリストです。
 主イエスは地上で母マリヤの胎からお生まれになり、およそ30歳で伝道を始められました。その当初勿論弟子はいません。ガリラヤのナザレを主体に福音の宣教活動を始められたので、周囲にはガリラヤ湖で漁を営んでいた漁師たちが多くいました。勿論彼らは民の指導者と自称する者たちの目から見れば、「無学な、普通の人」(使徒4:13)でした。しかしイエスは確かな目をもって、彼らの中から逸材を見出されたのです。学者・パリサイ人といった偉い者たちには目もくれなかたのです。その人々は偽りに満ちていたからです。
 そこでイエスは漁師たちの中から一本釣りして、彼らを魚ではなく「人間をとる漁師」にされました。
 「ガリラヤ湖のほとりを通られると、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。イエスは彼らに言われた。『わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。』すると、すぐに、彼らは網を捨て置いて従った。また少し行かれると、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネをご覧になった。彼らも舟の中で網を繕っていた。すぐに、イエスがお呼びになった。すると彼らは父ゼベダイを雇い人たちといっしょに舟に残して、イエスについて行った」(マルコ1:16−20)。
 しかしイエスが一本釣りされたのは、漁師に限りませんでした。
 「イエスは、そこを去って道を通りながら、収税所にすわっているマタイという人をご覧になって、『わたしについて来なさい。』と言われた。すると彼は立ち上がって、イエスに従った」(マタイ9:9)。
 という按配で、イエスはあえて無学な人々、そして罪人として嫌われていた人などを一本釣りされました。
 彼らが後に使徒として、また新約聖書を書いた人として有名になり、今日にまで至っているのは、言うまでもありません。