ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ニューヨーク州で同性愛者の結婚を合法化

 CNNニュース日本版によると、米国のニューヨーク州上院は6月24日夜、同性間結婚を合法化する法案の採決を実施し、賛成33票、反対29票で可決したそうです。
 上院は保守の共和党が多数派でしたが、僅かの差で可決したので、この法案を提出した民主党のクオモ知事が署名しました。それにより同性カップルは今後30日以内に結婚することが可能になりました。これまで米国内では5つの州と1特別区で同性間結婚が認められていたので、今度で6つの州となります。
 クオモ知事によれば、従来異性婚カップルだけに与えられていた権利、給付、保護を同性のカップルにも認めないのは、はなはだ不公平という事だったようです。それで知事のみならず、市長も「平等と自由のための歴史的な勝利と評価した」そうです。
 クオモ氏は昨年11月の米中間選挙で勝利し、今年1月にニューヨーク州知事に就任しました。民主党に所属しています。
 ニューズウイーク誌日本版の冷泉彰彦氏は、上院での投票が接戦となった事について、世論を二分する大問題となっている事を背景に挙げています。賛成派は自分たちの祖先は信教の自由を求めて新大陸に渡り、共和制と民主主義の実験国家を作ったという矜持がありました。その延長からしても「同性愛」は自由で正当な自己表現、自己主張であり、差別は許されないという事になるのでしょう。一方反対派には聖書に基づく全うな世界観の破壊と映っています。
 冷泉氏はあくまで「解説」に徹底しており、聖書の引用もなければ、自己の立場も明らかにしていません。ちょっとモノ足りません。
 そこで聖書の神の主張を幾つか挙げておきます。まず神は人間創造のはじめから男と女に造り、両者の結び付きとその一体化を正当なものと宣言しておられます。
 「それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」(創世2:24)。
 いいですか、男女が一体となるのです。ですからパウロは神のご主張を代弁してこう言っています。
 「こういうわけで、神は彼らを恥ずべき情欲に引き渡されました。すなわち、女は自然の用を不自然なものに代え、同じように、男も、女の自然な用を捨てて男どうしで情欲に燃え、男が男と恥ずべきことを行なうようになり、こうしてその誤りに対する当然の報いを自分の身に受けているのです」(ローマ1:26−27)。
 ここで明確に神は同性紺を禁じておられます。それを冒す者への報いもある事も警告しておられます。
 今後米国はますます神に背反する人々が増え、こうした勝手な事が堂々とまかり通るようになるでしょう。聖書時代神はそうした人々を裁きましたが、いつか米国全体が裁かれるようになるでしょう。
 翻って日本ではどうでしょうか。こうした動きに乗る人はあまりいないようです。今後どうなるかわかりませんが。