ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

被災地で空き巣狙いをして逮捕された5人組と聖書の例

 現在福島第一原発周辺は放射能が高く、政府によりそこへの進入が禁止されている地域が拡大しています。その為対象となっている町々は「廃墟」と化しつつあります。
 福島県双葉郡広野町原発事故があった福島第一原子力発電所からおよそ21キロメートルと、20キロ圏から僅かに外れています。しかし4月22日この町全域が「緊急時避難準備区域」に指定されました。その為山田町長は特に子どもや妊婦の方々が自主的に町から避難するよう勧告を出しました。それに従い避難した住民の方々は多かったと思われます。家々が空いた状態になっていました。しかしまだ立ち入り禁止区域ではないので、そこに目をつけた空き巣狙いが跋扈していたようです。
 7月2日福島県警いわき市在住の無職松本直樹容疑者(21)のほか、少年3人を含む計5人を窃盗などの容疑で逮捕したと発表しました。彼らは2軒の家に侵入し、現金や貴金属ビデオなど合計58点(76万7000円相当)を盗んだと報じられています。調べが進めばもっと被害は広がりそうです。
 避難者たちの悲しみの感情を逆なでする事件で悲しく思います。彼らが一刻も早くその罪を認める事を望みます。
 聖書にも似たような出来事がありました。列王第二7:3−8です。
 「さて、町の門の入口に四人のらい病人がいた。彼らは互いに言った。『私たちはどうして死ぬまでここにすわっていなければならないのだろうか。たとい、私たちが町にはいろうと言っても、町はききんなので、私たちはそこで死ななければならない。ここにすわっていても死んでしまう。さあ今、アラムの陣営にはいり込もう。もし彼らが私たちを生かしておいてくれるなら、私たちは生きのびられる。もし殺すなら、そのときは死ぬまでのことだ。』こうして、彼らはアラムの陣営に行こうと、夕暮れになって立ち上がり、アラムの陣営の端まで来た。見ると、なんと、そこにはだれもいなかった。主がアラムの陣営に、戦車の響き、馬のいななき、大軍勢の騒ぎを聞かせられたので、彼らは口々に、『あれ。イスラエルの王が、ヘテ人の王たち、エジプトの王たちを雇って、われわれを襲うのだ。』と言って、夕暮れになると、彼らは立って逃げ、彼らの天幕や馬やろば、すなわち、陣営をそのまま置き去りにして、いのちからがら逃げ去ったのであった。このらい病人たちは、陣営の端に来て、一つの天幕にはいり、食べたり飲んだりして、そこから、銀や金や衣服を持ち出し、それを隠しに行った。また、戻って来ては、ほかの天幕にはいり、そこから持ち出し、それを隠しに行った。彼らは話し合って言った。『私たちのしていることは正しくない。きょうは、良い知らせの日なのに、私たちはためらっている。もし明け方まで待っていたら、私たちは罰を受けるだろう。さあ、行って、王の家に知らせよう。』」。
 ここで登場する4人の空き巣狙いは「らい病人」となっていますが、思い皮膚病を患っていた無職のイスラエル人たちです。彼らは敵アラムの陣営が無人となっているのを見て、その天幕を狙って思う存分窃盗行為をしたわけです。しかし彼らは天の主なる神を恐れていたようで、途中でその行為を悔い改めました。敵アラムの不在をイスラエルの王に知らせに行きました。これは立派!いわき市の無職の窃盗犯たちもそうあって欲しいです。