ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アフリカの角ー最大の干ばつ

 アフリカ大陸東端に「アフリカの角」と呼ばれている地域があります。そこに存在するケニアの一部やソマリアなどでは今猛烈な干ばつに襲われていて、飢饉の直前にまで至っているという事です。1950年以来最悪の干ばつだそうです。最後の2つの雨季は全く降雨をもたらさなかったようです。しかも事態は進行中でもっと悪化する事が予測されています。
 それで国連は7月20日ソマリア南部地域の飢饉を正式に宣言しました。もし援助などの行動を起こさなければ、飢饉は南部全体に及びそうです。ドイツのシュピーゲル紙によると、現在国連は対象地域を含む東アフリカ全体で1千2百万の人々が飢えに直面していると見積もっています。ノアの洪水説明で使用される「破滅的状況」という言葉が行き交っています。
 こうした東アフリカ諸国はまた人口がここ10年間で急激に増え、4千100万人から1億6千700万人にも達しているそうで、それだけでも全ての大人や子どもに食べ物を供給するのは困難になっています。さらに事態を深刻にさせているのは、ソマリア1国だけを取り上げても、アルカイダイスラム武装組織アル・シャハブが、干ばつに苦しみ移住せざるを得ない難民たちを攻撃しているそうです。彼らはそうした地域に干ばつなど存在しないと主張しています。なおケニアのダダーブ難民キャンプ(20年前国連が設置した9万人収容可能な難民キャンプ)は現在38万人ほどの人々で一杯です。これらの人々の救済に最低3億ドルは必要だとの事です。

 写真はhttp://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-b578.htmlから借用させて頂きました。勿論今回大被害を受けた東日本大震災対象地域での仮説住宅に比べれば、遥かにお粗末です。日本の事で手一杯、ソマリアへの援助が出来ないという忸怩たる思いが募ります。
 この場合次のように言われる救い主である神に願い求める他ありません。
 「主に信頼し、主を頼みとする者に祝福があるように。その人は、水のほとりに植わった木のように、流れのほとりに根を伸ばし、暑さが来ても暑さを知らず、葉は茂って、日照りの年にも心配なく、いつまでも実をみのらせる」(エレミヤ17:8)。