ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ノルウエーはそして西欧諸国はイスラム人を排除すべきなのか

 7月27日のアサヒコムニュースに載ったノルウエーテロ事件の容疑者、アンネシュ・ブレイビク容疑者のネットにおける声明文書を一瞥してみました。
 ノルウエーの首都オスロ中心部と郊外のウトヤ島で7月22日に起きた連続テロ事件では、この島の閉ざされた空間での銃乱射による死者の数がすごく、最終的には双方で100人に達する模様です。
 この一見平和そうに見えるノルウエー(ノーベル賞授与式のうち「平和賞」がこの国で授けられます)で突如起きた凄惨な事件は、世界中に報道され、その衝撃の大きさを物語っています。
 ですから新聞でもトップ記事となったこの事件の容疑者がどんな思想を持ち、何が不満でこのような残虐な無差別の殺人行為をおかしたのか、知りたいと思う人々は多くいます。

 そこで朝日コムのニュースを見ますと、犯行直前にブレイビク容疑者はなんとネット上に1518ページにものぼる犯行文書を載せていた事がわかります。それを分析すれば犯行の動機などがだいたい判明するでしょう。2008年秋葉原で起きた無差別殺人事件の犯行予告を思い出させます。
 端的に言えば、意味不明の内容はあるにしても、一つ明確な事柄があります。それはイスラムの移民・難民の人々を政府が受け入れ、伝統的な西欧の人々との「共生」を図ろうとした政策に対する極度の不満から来ているという事です。それはやがて欧州のキリスト教文明の征服に繋がるという危機感が彼の頭の中を占めていたようです。
 しかし彼自身が所属を自称する「現代のテンプル騎士団」は、背景が12世紀の十字軍という世界史を習った人々にはなじみある事柄から来ています。それはキリスト教徒がエルサレム巡礼の旅をする時に、その安全を守る為結成されたものです(ウイキペデイア他より)。
 しかしそんな名称を用いたからと言って、彼が最初報道された時のごとく「右派キリスト教根本主義者」なんてトンデモありません!声明文を読んだ米国創造研究団体「AIG=答えは創世記に」の今週の「注目すべきニュース」(http://www.answersingenesis.org/articles/2011/07/30/news-to-note-07302011)編集者も、彼はクリスチャンとは無関係であると断じています。「欧州のいわゆる不可知論者、無神論者の大半は、そうと知らずとも、文化的には保守的なクリスチャンである」などと勝手な事を書いていますが、支離滅裂で私たちには全く理解出来ず、迷惑千万な事です。
 「イエスは言われた。『惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、「私がそれだ。」とか「時は近づいた。」とか言います。そんな人々のあとについて行ってはなりません』」(ルカ21:8)。
 また創造主である神は少数の在留異国人の事も早くから尊重しておられました。
 「もしあなたがたの国に、あなたといっしょに在留異国人がいるなら、彼をしいたげてはならない」(レビ19:33)。
 ノルウエー政府はイスラムの人々を国の法律を遵守する限り受け入れるべきです。文化的違いはそれで結構ではありませんか。