ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

愛煙家が喫煙を止める時悲しみが伴う

 8月2日のサイエンスデイリサイトに、「大の愛煙家が止める時悲しみを感じる理由は、脳の化学物質で説明出来る」といった題で論文が紹介されていました。カナダトロント大学の教授であるジェフリー・マイヤー博士ら研究チームによる論文です。
 博士らは高度な脳撮影法(=陽電子断層撮影法)を用いて、大のタバコ喫煙者がそれを止めた後、気分を制御している脳の領域におけるモノアミン酸化酵素A(MAO−A) というタンパク質の濃度が、8時間にわたり25パーセントも上昇していた事を発見しました。勿論比較対照群に比べてです。するとこの物質の濃度がかなり高い愛煙家たちは、相当な悲しみの感情が現れた事を報告しました。
 博士らは「タバコを中止している間の悲しみを理解する事が大切です。なぜなら最初の数日間、この悲しみの気分で、人々がタバコを捨て去るのは難しくなるからです」と言っています。また大の喫煙慣習は臨床的措置が必要な程度に重篤抑鬱とも関連が深い事が分かりました。モノアミン酸化酵素Aは脳の気分を正常に保つセロトニンといった脳内物質を「食べ尽くしてしまう」のです。
 しかし喫煙ではモノアミン酸化酵素Aは単独では働かず、ハーマンという特殊な物質が一枚噛んでいるとの事です。つまり盛んにタバコを吸っていると、このハーマンがモノアミン酸化酵素Aに付着するそうです。
 そこでこのハーマンか、タバコに含まれている人体に不可欠な必須アミノ酸の一つトリプトファン(これがタバコの燃える時ハーマンに変化)の量を制御する事が大切になって来ます。そして研究チームはさらに進めて、モノアミン酸化酵素Aそのものを何とかしたいと狙っています。
 聖書の時代タバコを吸う習慣はありませんでしたが、もしあったとしたらそれは吸う本人や受動喫煙対象者を汚す事になるので、当然「罪」です。
 この罪を捨て去る事は生まれながらの人間には苦痛であり、悲しみでもあります。なぜなら神に背いている人間は罪を愛しているからです。ですからそれを捨てて神に従う時は、タバコを止める時のように悲しみの気分がしばらく付き纏うでしょう。でも神はそのように回心した人をよしとされ、その生活を喜びに満ちたものに変えて下さいます。神に叱責された人は自分がひどい罪の生活を送っていたのを悔いて、一時悲しみの気分に陥りますが、それはタバコのような鬱とは決して結び付きません。悔い改めて神の方向に向き直った事で、神がその人に「セロトニン」を賦与して下さいます!聖書には次のような深いみことばがあります。
 「神のみこころに添った悲しみは、悔いのない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします」(コリント第二7:10)。