ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

隕石に2つのアミノ酸が見つかったからといってそれがどうした?

 米航空宇宙局に所属する研究チームは8月11日、南極、オーストラリアなどで見つかった炭素質コンドライトと呼ばれる隕石を12個詳しく分析し、米科学アカデミー紀要(電子版)で論文を発表しました。下図はそのような隕石の一つです。グーグル画像から拝借しました。

 研究者たちが注目したのは、それらの中に生命の設計図であるDNA(デオキシリボ核酸)の成分のうち、アデニンとグアニンという2つの塩基を発見したという点です。右下図で赤線を引いてあるのがそうです。DNAらせんの中で、それぞれアデニンーチミン、グアニンーシトシンという対を成しています。

 隕石の採取では地球の生物由来のものによる汚染という問題もあり、これまで地球外という確たる証拠は見つかりませんでした。ところが今回地球上の生物のDNAを構成しない別の分子(ヒポキサンチン、キサンチン)が存在した為、それらの隕石が地球外のものと断定されたわけです。下図参照。http://kusuri-jouhou.com/pharmacology/uric-acid.htmlからお借りしました。

 研究チームの一人マイケル・キャラハン博士は、「こうしたDNA構成要素が実際に宇宙で造られたという確信を与えられる」と述べていますが、果たしてそうでしょうか。
 米国「答えは創世記に=AiG」サイトでは、カナダのタギシ湖で発見された隕石の事を既に論じています(http://www.answersingenesis.org/articles/2011/06/18/news-to-note-06182011)。
 それによりますと、神は創造週の間に諸元素や分子、反応を制御する化学の仕組みを全て造られたので、今度の隕石からアデニンとグアニンが見つかったからといって、何ら驚くべき事ではないと主張されています。さらにそうした化学物質が地球外岩石とも大いに共通性があるからといって、神が宇宙の星雲などから原材料を調達する必要など全くなかったと、最近の注目すべきニュース(http://www.answersingenesis.org/articles/2011/08/13/news-to-note-08132011)で駄目押ししています。そうした核酸構成物質からタンパク質が自然に合成され、「生命」に関与したなどと誰も言う事が出来ません。生命のセントラル・ドグマは全能者である神の領域です。
 「主は、天と地を造られた方である」(詩115:15)。