ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

報道で中立を守れないNHKと聖書の神

 私の住むマンションでは、たぶん私だけがテレビを置いていないのではないかと思います。40年以上前は家族で結構見ていましたが、今は全く見る気も起きません。それは何故か?勿論民放の悪ふざけや間に入るコマーシャル、そして紅白歌合戦等娯楽番組の民放に劣らぬ悪ふざけ、政府寄りではなはだ中立性を欠いたニュース番組、にもかかわらず強制的な受信料取立てを行うNHKに対する嫌悪感からです。さらに今後パソコンのインターネットだけを利用し、テレビを見ていない人も対象に、受信料を課するべく法を改正しようとする動きもそうです。NHK情報サイト「放送倫理の確立に向けて」(http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/rinri/rinri.htm)の何としらじらしい事でしょうか。
 ですから最近の事情など全く分からないのですが、たまたま検索サイトで、8月18日掲載の日刊ゲンダイにあった「NHK原発報道の資格なし (ゲンダイネット)」に目が留まり、内容を読んで見ました。結局ああやはりという印象ばかり残りました。
 この記事によりますと、NHKは原発報道で「メルトダウン」は存在しないとか、原発は安全だなどと繰り返していたようですが、それが事実なら視聴者を完全に欺いて来た事になり、大きな罪です。それでも悔い改めないで居直っているのは、NHKと電力会社はウラでつながっていたという重大な指摘がこの記事でされていたからです。平成22年度の貸借対照表など詳しく分析した記者によると、NHKは総額900億円超の事業債を保有しており、その保有金額の上位5社は何と電力会社でした。勿論東電が突出しています。ですからもし東電が潰れるような事態になれば、NHKも「甚大な損害を被ることになる」わけです。当然でしょう。それよりそういう事実があるから、NHKは中立ではあり得ず、東電の方向ばかり偏り見て、「原発は安全だ、安全だ」とまやかしの報道をして来た理由がわかるというものです。しかし受信料で番組作成を賄っているはずのNHKが、なぜそうした「資産運用」をしているのでしょうか?信用はがた落ちで、これからも受信料拒否を表明する人々はますます増えるでしょう。
 「人をかたより見るのは良くない。人は一切れのパンで、そむく」(箴言28:21)。
 聖書は人が中立性を放棄して、偏向するのは良くないと断言しています。しかし人は弱いもので、「一切れのパン」つまり僅かな賄賂を受け取る事によって、公正さを捨ててしまうのです。
 これをNHKと東電に適用すれば、NHKは東電の意向にのみ目を向け、国民を欺き、僅かな賄賂ではなく巨額な東電の事業債を保有する事によって、自ら公正さを放棄したという事になります。8月3日に「東電救済法」が可決成立しましたが、一連の「やらせメール」事件などの不祥事を考えると、この成立の為に東電はNHKに対して支援の檄を飛ばした(又は巨大な賄賂を贈った)のではないかと、勘ぐってしまいます。
 十戒で神である主は「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない」(出エジプト20:16)と言われました。そう言われる神のみ決して偏向しない唯一公正な方です。
 「あなたがたの神、主は、神の神、主の主、偉大で、力あり、恐ろしい神。かたよって愛することなく、わいろを取らず」(申命10:17)。